古いもの 新しいもの

 「testamento(伊)」これは普通名詞では遺書とか遺言とかいう意味になるんですが、「Testamento(伊)」として読むとこれは「聖書」という意味になります。


 英語では最後の「O《オー》」を取り除いた表記(Testament)で書かれますが同じラテン語を基とする言語としては日本語の語尾が方言によって変わる程度の話です。

 言葉、特に長い単語というのは複数の単語の短縮形というのが一般的で、

「地中海」を表すラテン語表記「Mare Mediterraneum」も「間にある海」意味ですし、同様に「Testamento」を分解すると、「信仰のテスト」という意味になります。


 英語においては「旧約」と「新約」をoldとnewで表しますが、元々は新約のほうを「Testamento」と言っていたようでそれに対して旧約の方には日本語における

古いという言葉のついたものだったのでしょうか?


 ある人、ものなどの名前の場合、ある一点をゼロとした場合newはあってもoldは存在しません。数式的にゼロ以前になるので、どう考えても意味が通らないのです。


 似たようなものに「古事記こじき」と「先代古事記せんだいくじき」があると以前言った覚えがあります。そして聖書の語源であろう「信仰のテスト」とはどのような意味のあった名前の付け方だったのでしょう。

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