第6話 新学期(凄いですねえ)の始まり

この度はこの小説を読もうと思っていただきありがとうございます。

稚拙な文章ですが、頑張って書いていきますので応援よろしくお願いします。

小説に出て来る藤井聡太さんは、藤井聡太竜王・名人をモデルにしていますが、竜王・名人には一切関係有りません。

登場人物の言動は、すべて私の妄想であり、現実のことではありません。

ですから、竜王・名人やその周囲の人たちに迷惑が掛かることは私の本意ではありません。

どうか全ての責任は私にある事をご理解いただき苦情、悪口などは私に向けて下さい。

それ以外の好評や、いいねは藤井聡太竜王・名人の応援に向けていただきますようお願い申し上げます。



___________________________________________


    新学期(凄いですねえ)の始まり




怒涛の鉄道旅行から約1か月、今日から新学期です。

あの旅行から4人は、宿題の一緒にやれる部分以外顔を合わせる事はありませんでした。

理由は、自由研究と工作をそれぞれ内緒にしたかったからです。サプライズ狙いですね。

自由研究は、それぞれの得意な事について、

そうた君は将棋の歴史と駒について、ショウ君は、蒸気機関車が走る訳、アッキー君は、日本刀について、ヒロ君は、コンピュータに出来る事でした。みんな、マニアックすぎる。笑笑

工作は、そうた君がダンボールで作った特急しなの、上部分が取れてシートが再現されていて、そこで遊ぶ4人がいました。可愛いですね。

ショウ君とヒロ君は"旅の思い出"と言う題で

ショウ君は秘境駅、ヒロ君は姥捨駅をそれぞれジオラマ風に再現していました。ヒロ君は更に幕とLEDを使って夜景を見られるようにしていました。凄いですねえ。

アッキー君はなんと!木を削って日本刀を作ってしまいました。刃物を使う為、お父さんの居る時しか作業をしないと言うアッキー君の誓約書とそれが守られたと言うご両親の確認書がついていました。大事ですね、こう言う事。危ないからやらせないじゃなくて、大人が側に付いて刃物の扱い方をちゃんと教える。良いですねえ

日本刀は脇差しと呼ばれる、刃渡りが一尺(約30センチ)、柄(握りの部分)を含めると一尺六寸(約50センチ)直刃(すぐばと読みます。反りの無い刀)で、その他、本物に近く作ってあり、切れませんが刃のような部分も作ってありました。

作った理由ですが、旅行先で買えなかったからだそうです。笑笑

4人にとって、あの旅行は大冒険であり、一生の思い出であり、宝なんですねー。

必要あるのか?と思う教育委員会のお偉いさんの評価で、金賞を取ったのは、女生徒の端切れで作った、なんとかフラワー、銀賞が、ヒロ君の姥捨駅プラス夜景、銅賞がなし、となった。本当にいるの?この評価。偉いさん曰く、皆んな素晴らしい、その中でもこの2つは発想と技術が優れているだって。アッキー君の木刀は、子供が武器に興味を持つのは良くないから、選から外したんだと興味の無い人はそんなものか。

そんな大人の事情は関係無く、そうた君は、放課後アッキー君に「なつやすみのこうさく、がんばったアッキーくんに、金賞を贈ります。」と言って将棋の駒の金将を木刀の所に置きました。そして、「おなじく、ぎんしょうをショウくんにおくります。」と言って銀将を秘境駅の前に置きました。感激した2人が王将を取ってしなのの前に置きました。

「「ありがとう、ソータ!」」

ヒロ君が1人だけ無いのでちょっと寂しそうです。そこで、そうた君は玉将をヒロ君に渡すと、

「しょうぎは、ぎょくしょうがいちばんえらいんだ。だから、つよいほうのひとがぎょくしょうをもつんだよ。きょういちばんすごかったのは、ヒロくんだからヒロくんが、ぎょくしょうね。」

4人の仲良し度が天元突破した今日の出来事でした。


================================

日本刀の部分は私の趣味丸出しでした。どうもすいませんでした。怒りが爆発しそうでしたがなんとか、良い話に持って行けて良かったです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

わが妄想の藤井聡太さん 式 裕貴 @tarokunEX

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る