第5話そうたくん、鉄道にハマる!(後編)
この度はこの小説を読もうと思っていただきありがとうございます。
稚拙な文章ですが、頑張って書いていきますので応援よろしくお願いします。
小説に出て来る藤井聡太さんは、藤井聡太竜王・名人をモデルにしていますが、竜王・名人には一切関係有りません。
登場人物の言動は、すべて私の妄想であり、現実のことではありません。
ですから、竜王・名人やその周囲の人たちに迷惑が掛かることは私の本意ではありません。
どうか全ての責任は私にある事をご理解いただき苦情、悪口などは私に向けて下さい。
それ以外の好評や、いいねは藤井聡太竜王・名人の応援に向けていただきますようお願い申し上げます。
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そうたくん、鉄道にハマる!(後編)
最初のうちは市街地なので、みんなでトランプしたり遊んでいましたが、ビルが無くなり田んぼや畑が増え山がすぐそこまで来た頃、りょうさんに「もうすぐ、街にいたらとても見られないような景色になるからようく見とけよ。」
確かに、トンネルが増え、河原に大きな石があったり、遥か下を川が流れていたり、聳え立つ断崖絶壁があったり、街では到底見ることのできない景色が続き、木の間を通る時は緑のトンネルみたいでした。
そうたくんは次々と変わっていく風景に鉄道の楽しさを見つけたみたいです。
飯田線の旅を終え、辰野駅で電車を待つ間ショウくんが言います。
「このあと、しおじりでのりかえたら、ながのまでのりかえないから、あとちょっとだけがんばろうな。」
実は、元々がインドア派のヒロくんが大分バテているみたいでした。入学時10くらいだった体力が3人と遊ぶようになってから30くらいには上がったのですがショウくんとそうた君は6.70あるし、アッキーくんに至っては100超えてるんじゃないかと言うくらいのタフネスです。
「うん、だいじょうぶ。」
みんなに心配かけないように笑顔のヒロくんですが、チョコレートを貰ったり、スポーツドリンクを飲んだりしてました。
そんなヒロくんでしたが、塩尻で長野行きに乗り、篠ノ井線の姥捨駅でスイッチバックを経験して、テンションが爆上がりました。姥捨駅で待ち合わせ停車すると、後ろから来ていた特急しなのが直通線を通って追い越して行き、日は沈んでいたものの、まだまだ明るかった景色が夜景に変わっていくのに感動していました。
もちろん、他の3人もです。
長野に着いて、晩御飯がわりに信州そばといきたいところですが、子供なのでラーメンにしました。
ホテルに着いて、お風呂に入ったら4人は電池切れで寝てしまいました。ハードスケジュールでしたからねーゆっくり休んでまた明日も楽しく過ごしましょうねー。
りょうさんは、自分にご褒美でビールと柿ピーでくつろいでいます。付き添いお疲れ様でした。
翌朝、バイキングで朝食をいただきました。初めてのバイキングに4人はどれを選ぼうか、ワイワイ言いながら選んでました。そうた君はお味噌汁にキノコが入っていたのでポタージュスープにしてウインナーや卵焼きサラダなどとパンにしました。ショウ君は朝からカレーとサラダ卵焼き、アッキー君は大盛りごはんを魚や肉と卵焼きで食べてました。あのパワーはここから来るんですね。ヒロ君は少食でクロワッサンとサラダ、オレンジジュースと牛乳でした。
チェックアウトした後、善光寺にお参りして、松本城を見て帰路に着きました。
しなのに乗ってから、ショウくんから他にもこんなルートがあると教えられ、そうた君はすっかり鉄道旅行にハマってしまいました。
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