6

「長谷川さんはあれこれ考えてくれてるのよね」

 岸辺薫子は相手を慮った。当然、今話していることと長谷川秀樹が繋がっているということなど全く想像していない。必死に考えてくれているのだと信じているのだ。

 そしてそれは阿木野ビビも同じだった。それどころか、あまり親しくもない人にまで心配をかけてしまって申し訳ないとすら感じていた。自分のせいで場がしらけてしまったのだ。せっかくあんなに楽しかったのに。

 パンツもベランダの窓の鍵も、本当に考えすぎなのかもしれないのだ。心覚えは全くない。そもそもベランダには近寄らなかったから、鍵のことなどよくわかってなかった。どこかの時点で既にかけ忘れていたかもしれないのだ。パンツだって、確かにそれは二〇歳も歳の離れた、だけど大事な大事な彼氏からもらったプレゼントだったから、あまりにも大事にしすぎてうっかり違うところに厳重にしまい忘れてしまったのかもしれないのだ。彼氏のことを誰にも話していないこともあって、それ故にややこしいことになってしまうのは仕方がない。けれど、阿木野ビビは誰にも自分の彼氏の話をするつもりはなかった。

 いずれにしても、どうにもこうにも記憶がはっきりしない。そこがネックとなって、それゆえ煮え切らない態度になってしまう。阿木野ビビは困惑していた。

 そして困惑しているのは長谷川秀樹もまた同様だった。バレないと思っていたのだ。それどころか、痕跡すら残していないと思っていたのだ。自信があったのだ。それなのに、結果は自分の行動をトレースされているとしか思えない。長谷川秀樹はこのことに衝撃を受けた。ベランダ、下着、トイレ。いずれも使用している。写真を撮ってチェックしながら現場復帰したはずなのに、それでも痕跡が残っているらしいことに衝撃を受けた。

 ひょっとしたらまだなんらかの痕跡が残っているのかもしれない。

 まずい。非常にまずい。なんとかしなければならない。

 長谷川秀樹は解決のための思考に全勢力を注いだ。そのため会話がどうしても疎かになってしまう。

「なんかいいアドバイスはないのか長谷川ー」

 滝川は何度も催促していた。滝川自身にはやましいことなど一つもない。余裕のある人間は強い。

「阿木野さんも困ってるんだぞ!てか阿木野さん、やっぱりここは警察に届出出した方が良くないか?って、この場合は通報か?」

「そんなのどっちでもいいでしょ。とにかくビビちゃんさーこれは一度警察に連絡して確認とかしてもらった方がいいんじゃない?」

「……でもやっぱり私の勘違いとかかもしれないし」

「そこなんだよなぁ。阿木野さんさぁ、本当に、そのぉ、パンツは無くなったのかい?」 滝川は「パンツ」の部分だけ小さい声で話した。

「ええ。多分……」

「多分、って?まだ他にも無くなったものがあるのかい?」

「なんかはっきりしないんです。本当にごめんなさい」

「いや、謝る必要はないんだけどね」

 滝川は頭を掻いた。

「他に変わったことはなかったですか?」

 いきなり、そしてようやく長谷川秀樹が口を開く。他の三人が一斉に注目した。注目されたので思わずたじろぐが、それでも聞かなければならない。

「あ、いや、でもそれって大事だよね。何かいつもと違う点が他にはなかったのかな?」

 それは長谷川秀樹自身が一番確認したいことだった。目の前の女性はどの程度状況を把握しているのか、あるいは見逃しているのか。長谷川秀樹はなんとしてもそれが知りたかった。

「……さぁ、特には」あやふやな阿木野ビビ。

「犯人、ってのがもしもいるとしたなら、やっぱり侵入口は玄関かベランダだと思うんだ。そこは何か変わったことはないかな?」

「……うーん、特に」

「足跡とかさ」

「ないと思う。見た記憶もないし」

「防犯カメラってさ、アパートの入り口についてるんだよね?他にはついてないの?」

「さぁ。入口だけかもしれないわ」

「確かにそうかも。あたしも入口以外では見た記憶がないし」岸辺もすかさずフォロー。

「あのアパートの入り口は一つだけなの?」

「そういえばあそこのアパートって非常階段あるけど、あれって、外部の人は入れないようになってない?」と岸辺。阿木野ビビも同意した。

「けど、たまに新聞勧誘の人が来るけど」

「あー。あれ、うちにも来るけどやだよね。勧誘お断りってチラシ貼ってるけどなんか来るのよね」と岸辺。

「怖いよね。来ないでほしい。けど、仕事なんだろうしね」阿木野ビビも露骨に嫌がる顔をした。

「仕事でもなんでも来ないでほしいわよ」と岸辺。何かを思い出したらしい。

「前にきた勧誘員がさー、ガチャガチャガチャガチャ私の部屋のドアノブひねってドアを開けようとするもんだから、もう本当に心臓止まるかと思ったことあったのよ!何あの勧誘員!」

「あーそれ私のところにもきた!本当怖かった!」阿木野ビビも大きく頷いた。

「あれ絶対近くの新聞屋だよね。何新聞だっけ?」

「朝目新聞!」

「あーそれそれ。なんなのあの新聞屋!」

「……ということはさ」と長谷川秀樹。ずれた話を修正しなければならない。

「ということは、誰でも結局はアパートの建物内に入れるということかな?」

「そう言われたらそうかも」

「うーん。そうかもしれませんけど……あ、でも、」

「でも、何?」

「そういえば今思い出したんだけど、お部屋を掃除してたら髪の毛が落ちてて……」

「髪の毛?」

「ほら、あたしの髪の色ってこうでしょ?」

 阿木野ビビは金髪だ。

「でも、落ちてた髪の毛は黒で……長さは、割とあったからかおちゃんのかなぁって思ったりもしたんだけど……」

 長谷川秀樹はハンマーで殴られたような衝撃を受けた。そうか、髪!髪は全くの盲点だった!

 実は滝川もそうだが長谷川秀樹も髪は長い。男性にしては長髪なのだ。岸辺薫子ほどには長くないが、それでもそれなりの長さがある。

 帽子をかぶればよかった!

 今更ながらの後悔だが、いずれにしてもこれはまずい。まずいぞ。

「ちょっとやだ!あたし最近ビビちゃんの部屋には行ってないし!」

「だから思ったの。あれぇって。けど、それも私がちゃんと掃除してなかっただけかもしれないし……」

 漫画や小説のように物事は明確ではない。日常生活を送っている人の中で、昨日の自分の行動を明確に覚えている人が果たして何人いるだろうか?事細かに覚えている人なんてほぼ皆無だろう。ちょっとした些細な変化はほぼ全て見逃してしまうことの方が多いのではないだろうか?阿木野ビビにとって、パンティが一枚なくなったことを除けば、あとは全て「雰囲気」的なことだった。しかもパンティとて「大事な彼氏からのプレゼント」だからこそ覚えていたのであって、関連づけがなかったとしたら、なくなったことすらわからなかったかもしれないのだ。

 要は全てが曖昧な話なのであって、だからこそはっきりせずモヤモヤしているのだ。そしてそのモヤモヤ故に他の三人も明確な話ができないでいた。

「うーん……」

 考え込んでしまう四人。 

 しかし、考えている内容は四者四様であり、長谷川秀樹にとってのこのモヤモヤ感は強烈なプレッシャーとなっていた。

 まずい。とにかくまずい。大丈夫だと思っていた。問題ないと確信していた。それなのに、今こうして改めて考えてみると、問題だらけのようにも思える。

 何よりも「再確認できない」ことが最も辛いことだった。今一番したいことは再確認だった。玄関、居間、寝室、トイレ、浴室、ベランダ。とにかく再確認したかった。指紋はないか。毛髪はないか。自分の痕跡を残してないか。

 洗濯機は大丈夫だろうとは思う。なぜなら洗濯機に放り込んだものを再度引っ張り上げて「どれどれおかしい点はないかな?」などと確認する人はまずいないだろうからだ。ひょっとしたら臭いを確認する人は……やはりいないか。汚れているものの臭い、くさいであろう臭いをわざわざ再確認するような人なんてまずいないだろう。

「まあでもさ」岸辺薫子が口を開く。

「確かにビビちゃんの勘違いってのもあるかもしれないわね。ビビちゃんって案外そそっかしいし。ほら、文化祭の時だって焼きそば用のソースじゃなくてたこ焼き用のソース買ってきたりしたし、電車だって乗り間違えとかたまにするし」

「え、あ」

 阿木野ビビは真っ赤になる。図星のようだ。

「ね。しっかりしてるようでやっぱり天然なんだから。おパンツの件だって、実は干しっぱなしで忘れてるとかあり得るんだから」

「それは確認したけど……」

「多分どっかに閉まってそのまま忘れてるだけじゃないの?」

「うーん」

 岸辺薫子はこの話の落とし所を探していた。ずっとこれではせっかくの場がしらけたままになってしまう。合コンなのに。楽しい男女の集まりなのに。

 岸辺薫子の思いに滝川はすぐに気づいた。彼もまたそういうことにはめざとく気づく性分だし、同じ思いだ。

「阿木野さん、ここは帰ってからもでもう一度確認したらどうだい。確かにアパートのセキュリティは怪しい気もするけど、けど泥棒がピンポイントで下着を一枚だけ盗むなんて、考えてみたら非現実的な気がするよ。普通は財布とかカードとかじゃないかな?そっちは無くなってないの?」

「それはなんともないです」

「ならやっぱり勘違いってのが一番正しいんじゃないかな?」

「ですよね……」

 阿木野ビビは確信が持てない。だからこそ迷っているのだが、確かに言われてみればそうだという思いが強くなっていった。そもそも、なんとなく違和感を感じて、それをたまたま岸辺に言ったにすぎない。その時岸辺は「考えすぎよ」と明確に否定し、話はそれっきりになっていたのだ。今こうして彼女に蒸し返されたことであれこれ疑念も湧いたが、それまでは実は半ば忘れていたのだ。

「帰ってからもう一度確認してみます」

「そうよ。それがいいわ。私もね、買ってきたポテチがあちこち探したんだけどどうしても見つからなくて。結局どこから見つかったと思う?」

「自分の胃の中に入ってたんだろ?」と滝川。

「え?なんでわかったの?」

「お前の持ちネタだろ?」

「やだちょっとなんで知ってるの?」

「その話、俺に何回したと思ってんだよ」

「ビビちゃんには話してないわよね」

「高校の時に話してたじゃない」

「えー」

 四人は笑った。深刻な話はこれでおしまい。また楽しい合コンに戻るのだ。ファミレスを出ると外は雨。一同は車に急いで乗り込むと、そのまま洞爺湖に向かうこととなった。

 免許証を持っているのは滝川一人なので運転はずっと滝川だが、車を走らせながら一番話をした。最近キャンプに興味を持ったらしく、テントの素材がどうの、寝袋の保温性がどうのと、いかにもその手の雑誌で仕入れた蘊蓄をさも知ってるかのように語るのだ。

「ただ、俺としては一度試したくても全部を買うわけにはいかないだろ?しかも札幌にはいいショップもないし。確かに白石にはそれっぽい店があるんだけど、行ったら張り紙してあってさ。"しばらく出かけるので店は休みます"って。なんじゃそりゃあって感じだよ。多分店長自身がキャンプに出かけてるんだろうけど」

「あんまり客が来ないからキャンプ行ったんじゃないの?」

「かもな。今どきキャンプなんてそんなに流行ってないだろうし、やりたいなんて奴はよっぽどの変わり者ぐらいじゃないの?」

「確かにりゅうくんは変わり者だもんね。ところでさ、りゅうくんはキャンプに行ったことあるの?」

「俺?ないよ。ないから興味持ったんだろ」

「え、そうなの?あんなにあれこれ熱く語ってたのに?」

「やっぱりなんでも最初はちゃんと勉強しないとダメだろ。勉強の成果だよ」

「ふーん。で、いつ私を誘ってくれるの?」

「え、お前キャンプ行きたいの?」

「別に。けど、一人でキャンプなんてつまんなくない?」

「あー。かもな。ってか、じゃあさ、この四人でキャンプ行かないか?それなら楽しいだろ?」

「えー、じゃあテント二ついるよ」

「なんでよ?一つあればいいだろ?」

「ダメに決まってるでしょ!ねぇ長谷川さん、りゅうくんていっつもこうなの?」

「え、いや、なんの話だっけ?」

「おいおい長谷川、そこはちゃんと否定しろよ」

 長谷川秀樹は適当に相槌を打ちながら"あの日"のことを何度も何度も脳内でリプレイしていた。髪の毛以外にも何かの決定的な証拠を残してしまったという思いがどうしても消えない。それを突き止めなければならない。なんとしても納得しなければならないのだ。

 玄関に入る。靴の紐が切れていたが触ってはいない。外から何かを持ってきてる可能性があるので箒で玄関を掃いた。そのあとは靴をベランダに持っていき……なるほど確かに鍵をかけた覚えはない。いや、かけた気はするのだが、結果としてはかけていなかったことになるのか。部屋の写真を撮り、現状を確認した上で寝室に入り、押し入れを開けて……指紋はついてないはずだ。丸い取手は後で拭いたのだから。カラーボックスも後でちゃんと拭いた。写真を撮った上でいじっているのだから下着の配置にも問題はない。中から出したのは上下のセットの下着が三組で、思いついて洗濯機のある浴室に行ったんだっけ。で、中から使用済みの下着を出してトイレに……で、その後ってどうしたかな?そうだ、やること無くなって物色してたらエロ本を見つけて浴室に行ったんだった。なんで浴室に行ったんだろう……ああそうか!一度トイレを洗ったから汚したくなかったのか。

 長谷川秀樹は何度も何度も記憶を辿る。繰り返し繰り返し脳内で再生する。何か引っかかる点はないか。思い違いはないか。勘違いはないか。

 完全に納得はできないものの、これ以上はどうしようもないと思えるまで検討すると、今度は普段ならしなかったであろうこと、すなわち、結果として盗んでしまったパンティのことを考えた。もちろん盗まなければよかったのだ。それはその通りであって、否定しようがない。阿木野ビビだって、おそらくはそこが違和感の出発点になったのだ。地味な感じで目立たないだろうという思いで選んだパンティだったが、結果としては大失敗だった。どうやら思い入れのあるパンティだったらしいのだ。なぜあのパンティを選んだのだろう?それはもちろん地味だし目立たない、さらには上下セットにもなっていなかったからなのだが、今にして思えば、やはりこの発想は軽薄だったと言わざるをえない。他とは違うからこそ選ぶべきではなかったのだ。同じものばかり、あるいは似たようなものばかりの中から選んだのであればバレなかったのかもしれないのだ。たとえば、器の中身がピーナッツだらけなら一つ二つ減ったところで気づくことなどないが、たとえ一粒であってもえんどう豆が混じっていたとしたらどうだろう?地味であるとか、あるいはブラジャーとセットになっていないというのは単なる思い込みなのであって、違う視点から考慮すべきだったのかもしれない。

 ……わー、長谷川ー」

 長谷川秀樹は自分の名が呼ばれていることになかなか気づかなかった。

「おい長谷川ー、お前いい加減にしろよ」

「……ん、あ、ああ、なんだ?」

「お前さー阿木野さんに見惚れるとか緊張するのはいいけど、人の話くらいちゃんと聞けよなー」

「あ、ああ、ごめんごめん」

「さっきから黙りこくってるし、ピントは合ってないし、ほんとなんなんだ?阿木野さんも怖がってるだろ」

「いえ、私は別に……」

「すまん。ちょっとな、さっきからお腹の調子がさ」

「マジか?ならそうだと言えよ!ってか、もう洞爺湖だし、どっか寄ってくかってさっきから聞いてんだけど」

「そうだな、寄ってくれたら助かるよ」

「本当に今日のお前はアレだな。いつもと違うよな」

「そうなの?けどあたしは長谷川さんの気持ちもわかる気がするなー」

 岸辺薫子は意味深に笑う。そして阿木野ビビにウインクした。

「まあ誰だってわかるけどさ」

 滝川も同意しながらハンドルを回す。そして寂れた感じの店の正面にある駐車場に車を停めた。

「とうちゃーく!ほら、ここならトイレあるだろうから、みんなで一休みしようぜ。実は俺さ、こういう土産屋的なところって好きなんだ。変なものとか売ってるし」

「変なものって何?」

「それを探したり見たりするのが楽しいんじゃないか」

 四人は車から降りて思い思いに歩き出す。長谷川秀樹は一人だけ早足で店内に入った。もちろん自分の発言の手前、トイレに駆け込まなければならないからだ。

「おいおい長谷川、漏らすなよ!」

 なんともカッコ悪い言われようだが、これでいいのだと長谷川秀樹は思う。それより今は考えを整理しなければならない。トイレの個室に駆け込むと、ズボンを下ろさずに便座に座り、そして水を流す。

 ……近々もう一度阿木野さんの部屋にいかなければならないな。

 もちろんパンティを返す気などサラサラなかった。それは極めてリスクが高い行為。やてはいけないことなのだ。

 それよりも大事なのは鍵だ。

 阿木野ビビがもしも防犯を真剣に考えるなら、玄関の鍵を変える可能性があった。鍵が変わったらもう部屋に入ることはできなくなる。実際自分の持ち物でもないアパートの部屋の鍵を変えることができるのかはわからない。しかし、できないということはないだろう。さらには大家か管理会社にその話が伝わったら、防犯カメラにも注意が向くだろう。ちゃんと作動しているのか。怪しい人が写っていないだろうかと。

 何かが変わる前に、とにかくもう一度阿木野ビビの部屋に入っておきたい。

 長谷川秀樹は阿木野ビビの部屋にあるカレンダーを写真に撮っておいてよかったと思う。

家に帰ったら検討してみよう。せっかく手に入れた鍵なのだ。使えなくなる前に使わなければならない。

 長谷川秀樹は一人納得すると、もう一度水を流してから個室を出た。すると、トイレの洗面台に滝川が一人ポツンと立っている。

「お前、今日は本当に大丈夫か?なんかいつもと違うぞ」

「すまん」

 長谷川はしかし笑顔だ。

「相手はめっちゃ美人だから緊張するのはわかる。けど、アレだぞ。緊張しすぎるのは最悪だ。お前印象悪いぞ」

「だろうな」

「もっと自分に自信持てよ。お前はマジで相当イケてるんだからな」

「俺さ……」

 長谷川秀樹はあえて一呼吸おいてからこう言った。

「考えすぎるからな」

「知ってるよ。けど、大事なのはリラックスだぞ」

「だな、ありがとう」

「いいって。とりあえず今日はもう帰るけど、せめて帰りの車内だけは盛り上がろうぜ」

「わかった」

「腹の具合はどうなのよ」

「もう大丈夫だ」

「そうか」

 二人はトイレを出た。そして女性陣と合流すると、あれこれと店内を物色し始めた。

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