第4話学校
昨日は確か助けたお姉さんの家に行って紗理奈と途中まで帰ってきたんだった。すぐ寝たからアラームセットしてなかった、やば遅刻するか?と思って時計を見たら朝の8時だったから遅刻は免れた。よかった
ギリギリで学校には間に合った。教室の前まで来たけどさしぶりに来たら緊張するけどここを勢いで行くか。
ガラガラ
教室に居た人達がみんな俺の方を見た。
自分の席に行く途中でギャル系と清楚系が話しているのが聞こえた。
「あれって鈴木だよね?学校来るって珍しくない?」
「確かに珍しいですね」
みたいな会話をしていた、今週は極力学校行くことにするか留年はしたくないしクラスには早めに馴染んだ方がいいしな、とりあえずクラスで唯一の友達のとこに行くか。
「お!彰学校に来るのは珍しいな」
「まぁな、そんなことより今日って体育の授業あったりするか?」
「四限目にあるよ」
「やった!」
高校に入ってから浮かれすぎて中学の時はそこそこできてた勉強が全くできなくなって唯一好きな授業が体育だから今日好きな授業があってラッキーだった。
やっと体育の時間だ〜長かった授業は何やってんのか全然わかんねぇしこのストレスは体育で発散してやるぜ!
「今日の授業はバスケするぞ、まずは1対1してから試合するぞ」
俺が得意のスポーツか、1対1は健二誘うか
「健二1対1やろーぜ!」
「いいよ、僕が断ったら彰する人いないしねww」
「うっせ早くやろーぜ」
「はいはい」
「試合するから適当にチーム作れ〜」
チームか、健二は男の友達も女の友達も多いから健二と組めば勝手に人集まるだろ。
「健二チームなろう」
「いいよ、あと3人だけど田中君と佐々木君と村上君でいい?」
「誰でもいいぞ俺に誘えるやつはいねぇしな」
「それもそうだね、じゃ僕誘ってくるよ」
「頼んだ。いつもありがとな」
「鈴木チーム対浦原チームの試合を始めます」
「おねしゃーす」
「お願いしまーす」
こうして試合が始まった。
結果から言うと俺たちのチームが余裕で勝った。
相手に経験者もいたがそこまで上手いって訳でもなかったから余裕で勝てた。
こうして体育の授業は終わった。
今は6限目何してるかって言ったら初めましての人と会話しよ〜!って言う授業だ。
誰と喋るかな知らない人と1人は喋れって担任が言ってたしな。と思っていたら朝に俺のことを喋っていたギャルが喋りかけてきた。
「やっほ〜鈴木君学校に来るなんて珍しいね」
テンション高いなさすがギャル?
「まぁ学校に来ないとそろそろやばいからな」
「そうなんだね〜鈴木君って最近人気になってきているモデルの久次米紗理奈ちゃんと遊んでるとこ見たって情報あるけどホント?」
同じ学校の人に見られてたのか。紗理奈のやつ最近人気になってきてたんだな。よかったよかった
「あ〜遊んでたよ。小学生の時から仲良いからな」
「そうなんだね〜私も遊べたりしない?」
このギャルと紗理奈が遊ぶか、相性良さそうだな遊ぶかは紗理奈次第だけど。
「遊べるかは紗理奈次第だけど、仲良くはなれると思うぞ」
「ほんとに!?やった〜遊べるか聞いといてね!」
「わかった」
それだけ喋ると友達のとこに戻っていった。これで初めましての人と喋ったし寝るかと思って寝ようとしたらスマホが震えた。
[ね!アキラくんもう引越しできるんだけど引越しちゃっていい?]
ってRheinが入っていた。そーいえば一緒に暮らして生活リズムを整えるって言ってたな。それにしても引越しの準備早くないか?
[いいですよ、引っ越す準備早いですね]
[楽しみだったから]
と言う文章と一緒にクマが手で顔を隠して照れているスタンプが送られてきた。何だこのスタンプ?
[とりあえず、明日引っ越すから今日アキラくん家に泊まるね!断る権利ないから]
断る気ないからいいけどさ。OKのスタンプを送っておいた。てことは今日はお姉さんが泊まりに来るってことか!?緊張してきた。
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