第5話お姉さんとの約束事

やっと長い長い長すぎる学校が終わった、お姉さんが泊まりに来るし早く帰るか。


「なぁー彰お腹すいたしご飯食べに行かない?」

行きたいけど今日はお姉さんが来るから無理だな。

「ごめん、この後用事あるからまた誘ってくれ」

「わかった」


健二の誘いを断って家に帰ってきた、お姉さんいつ頃に来るんだろ連絡してくるのか?と思ってたら

ピンポーン

ん?誰か来たお姉さんか?連絡なしで来る様な人なのか?

と思いながら玄関に行ったら予想通りお姉さんが居た。


「お世話になります」

「はい、こちらこそって連絡くらいしてきてくださいよ」

「まぁ細かい事はいいじゃない、それよりこれから一緒に暮らすんだし敬語やめてそれから舞香って呼んでね」

敬語の方が楽だし敬語でやめろはいいけど名前で呼んでは恥ずいけどお姉さんいや違った舞香さんがそうしろって言うならそうするか。

「わかった、改めてこれからよろしく〜舞香さん」

「うん!よろしくね!アキラくん!」

舞香さんが嬉しそうに笑っていた。


「一緒に住むってのはいいんだけどさ、料理とか洗濯とか掃除とか当番を決めた方が喧嘩とかなくて良くないか?」

「料理は私がするよ、洗い物とかは一緒やりたいな〜なんてね私がするよ」

料理してくれるから洗い物くらいはしないと不釣り合いだよな。

「洗い物は俺がするよ」

「!!!ほんとに?ならお願いしようかな、後洗濯とか掃除とかは暇な人がやることにしない?」

ちゃんと決めた方がいい気がするけどめんどくさいしいいか。

「それでいいよ」

「じゃあそれでよろしくね!夜ご飯作ろうと思ってるんだけど材料とかある?

「何にもない」

俺の家にはほとんど何もないどうやって生活してたんだってくらいには。


「なら、一緒に買いに行かない?」

「めんどくさいしカップ麺あった様な気がするからそれにしよ」

「さっき確認したけど無かったよ」

まじか買い溜めしたのにもうなくなったのか。

「カップ麺は体に悪いし、絶対私の料理は美味しいから買い物行きましょ?」

「まぁ何もないし買いだしついでに行くか」

そんなこんなでお姉さんと買い物に行くことになった。

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