第2話泣いていたお姉さんとファミレス

「何名様ですか?」

「3名です」

「こちらの席にどうぞ」


ファミレスに入って席に通された、とりあえず何か頼むかその間に何があったかを聞こう。


「私はステーキとポテトとパスタでとりあえず良いかな、お姉さんは何にするの?彰の奢りだから食べたいものいっぱい食べなよ〜」

「私はクリームパスタにします」

「んじゃ、俺はハンバーグにするか」

ピンポンピンポン

「ご注文は、どうしますか?」

「ステーキ、ポテト、パスタ、クリームパスタ、ハンバーグでお願いします」

「かしこまりました」

紗理奈はいつも食べれんのかなって思うけどいつも食べ切るからすごいよな。


「お姉さんは、何で泣いていたんですか?」

「実は‥‥大学入ってから付き合ってた彼氏が高校からの親友に取られたんだよね‥‥情け無い話だよほんと」

親友に付き合ってた彼氏取られるはきついことなんだろうな、俺恋愛経験ないからわからないけど。


「何で親友に彼氏取られたって、わかったの?」

「サプライズで彼氏の家に行った時に、彼氏と親友がヤってたんだよね。そこで元カレから(あ〜お前もう飽きたからいいわ〜良い浮気相手だったよ体の相性はあんまりよくなかったけどな!ガハハハ)って言われてその場で振られたんだよね」

「うわぁ〜そいつめっちゃクズだねそんな奴と別れて正解だよ、お姉さんにはもっと良い人いるって」

「ありがとう」

俺が入る余地がなかったな、さすが紗理奈彼氏持ちは違うな。


「君も私に声かけてくれてありがとね、多少は感謝してる」

「感謝されることでもないですよ、俺が喋りかけたくて喋りかけたんですから」

「その‥‥感謝してるし連絡先交換しない?」

「良いです〜」

「私もお姉さんと連絡先交換した〜い」

「もちろんよ!紗理奈ちゃん!」

お姉さんと連絡先を交換した、一つ気になることあるし聞いてみるか。


「私自己紹介したっけ?」

「この子が、紗理奈って呼んでたから紗理奈って名前なのかな?って思って呼んじゃった、間違ってたらごめんね!」

「ううん、間違ってないし全然私の名前呼んでくれていいよ!お姉さんと仲良くしといたら彰が真面目になる気がするし!」

「俺は真面目だよ」

「どこが?学校のテストとかいつも赤点って言ってるじゃん!」

「それは良いんだよ赤点じゃなかったらなんでも、それよりお姉さんの名前と自分のことおばさんって言ってたけど何歳なんですか?女性に年齢聞くのはタブーですけどおばさんって歳には見えないので気になってしまって答えたくなかったら答えなくても大丈夫ですよ」

「私の名前は、白石舞香。年齢は20歳おばさんって言ってたのは自暴自棄だったからよ、次におばさんなんて呼んだら怒るからね!」

お姉さん20歳だったのか若いな。


「お姉さん若いね!私が言うことじゃないけど」

「お待たせしました〜」

注文してたご飯が届いた、とりあえず食べながらこれからどうするかでも聞くか

「お姉さんはこれからどうするんですか?」

「とりあえず、家に帰るつもりよ」

「もう飛び降りようなんて考えてないですよね?」

「もうそんなこと考えてないわよ、君たちのおかげよありがと」

人に感謝されるのってなんだか久しぶりな気がするな。


「お姉さん!明日とかって空いてたりする?」

「いつでも暇よ元カレとの予定なくなったしね!」

「なら、明日一緒に服買いに行かない?」

「良いわよ」

「じゃ!決まりね!明日の予定はRheinに送っとくね!」

それだけ言って紗理奈は来ていたご飯を黙って食べだした。お姉さんも、もう飛び降りないって言ってるしこれでもう安心だな。


「君の名前ってなんて言うの?」

         

「俺の名前は、鈴木彰ですもうほとんど関わらないと思いますけど頭の片隅にでも置いてくれてたら嬉しいです」

「そんなことないわ!私が命を投げ出そうとしていた時に声をかけてくれた人なのよ!ちょっと良いなって思ってるんだから!」

ちょっと良いなって思ってるとか聞こえた気がするけど気のせいだろな

「ってことは、これからも関わるってことですか?」

「そうゆうことよ!これからよろしくね!アキラ君」

「はい、よろしくお願いします。白石さん」

これから俺はこのお姉さんとどんな感じで関わるのか楽しみだな! 


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誤字脱字、変な言い回しなどあれば教えてください

(転校生がヤンデレだった)こちらの作品も読んでくれたら嬉しいです!

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