タイトル長すぎるから本文に書く
オカメな俺がチョイスした物書きにオカメ物語書かせたらオカメってくれたのでそのままオカメ沼に沈めることに成功した俺のストーリー
俺はレッド。
オカメンジャー、オカメレッド。
しかし、その実、俺の正体はオカメだ。
何を言ってるかわからないって? ああ、俺もよくわからない。だが、俺はオカメそのものだと言っていい。
俺は昔、オカメそのものだった。しかし、時が経つにつれオカメという存在はこの世から忘れられ、遠ざかっていく。美しくも儚いあの存在が、この世から、遠ざかってゆくとは……。
俺は願った。
もう一度この世界にオカメを……オカメを広めることは出来ないものか、と。
今、世間ではうぇぶとかいうものが流行っているのだという。そして、そこで物語を綴る人間がいるのだと。
「よし」
俺は念を飛ばす。
今、まさに物語を綴ろうとしている人間を探す。……いた!
どこの誰かは知らないが、俺の意のままに動いていただくとしよう。ククク。
俺はその書き手にありったけのオカメ力を注ぎ込む。これでもう、頭の中はオカメでいっぱいになっているに違いない。
あとは寝て待てばいい。
最高傑作のオカメ作品を。
そして世界は再びオカメを褒め称えるようになるのだ!!
あれからどのくらいの時が経ったのだろう。俺はいつしかその時の記憶を失っていた。オカメ力を注ぎすぎたせいでオカメゲージが減ってしまったからだろう。
しかし、俺は一般人を装いながらも心の片隅ではいつもオカメを求めていた。納豆を愛しているのも、きっとオカメのせいだ。
そして、ついに運命の出会いを果たす。
俺のオカメ力を注いだ、あの作品に……。
「レッド? ねぇ、レッド~?」
ネリーロが呼ぶ声がする。
「レッドってば! 起きないんだったらゼッフル粒子、」
「うわぁぁ、ダメダメ、起きた!」
俺は飛び起きた。
こんなところでゼッフル粒子をドーンされたらどう頑張っても生きてない。
「ねぇ、朝ご飯はぁ~?」
辺りを見渡す。
いつのも部屋。いつもの朝。いつもの…、
「あれ?」
さっきまで、なにか夢を見ていたような気がするんだけどな?
「あ~さ~ご~は~んっ!」
「はいはい、今行くから」
俺は布団からもぞもぞと這い出る。
「ネリはねぇ、たまごは半熟で目玉焼き!」
「了解ですっ」
ああ、ここはいつものオカメ基地。
そして俺は、オカメレッド。
オカメを愛し、オカメに愛された男。
オカメンたちは皆、オカメを愛している。(はずだ)
何故という疑問はもはや何の役にも立たないと、最近皆気付いている。
気が付けばオカメ。
才力〆ですらオカメに見えてくる。
しかし、俺ほどにオカメを愛するやつはいない。さよならだけでは寂しすぎるから、愛するオカメに、贈る言葉……。
ごめん、オカメン、愛してる。
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意味不明ですか?
ええ、私もです。(笑)
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