二十一年 七月 「江ノ島の夕日」
前回お知らせしましたように、2021年7月から「夏井いつきのおウチde俳句くらぶ 」に入会しました。 ( 8,470円(税込) / 年払い)
システムは毎月の兼題に投稿した作品を夏井先生が採点して、上から、天・地・人・並選・ハシ坊(箸にも棒にもかからないから)にランク分けして発表します。天、地はお褒めの講評が頂けます。ハシ坊はダメ出しです。選外もあります。
「プレバト!!」のように写真に添えられた兼題を見て投稿しますが、兼題が季語では無いことも多く。まず頭を抱えたのは、どの季語を選んでいいのか分からない! これについては未だに悩まされています。対策は歳時記の熟読のみかと思われます。歳時記以外に古語辞典と国語辞典も手放せません。
次に困ったのはレベルの高さです。「よ句もわる句も」は、ちょっと頑張れば「人」が貰えたのに、こっちはそんな程度の頑張りならば「並選」です(ハシ坊かも) 初心者は初心者でも、俳句を本気で勉強したい人向きでした。
さて、今回のお題は「江ノ島の夕陽」でしたが、ありきたりと言えば在り来たり。それでも挑戦してみたら、江ノ島感も夕陽感も吹っ飛んでしまいました。
季語は「氷面鏡」(外気が冷えて水温の方が高いとき、凍った水面が鏡のように周囲を映します)江ノ島じゃなくてウユニ湖のイメージで書きました。ほらね。並選でしたよ。類似句が多いのかな。江ノ島でも夕陽でもなかったから?
冬霧の沖へ
季語は「冬霧」です。「霧」は秋の季語ですが、真冬に大気の温度が水面よりも低くなると、朝夕に濃い霧が発生することがあります。これを冬霧と呼びます。
沖に出てゆく舟が、日没の金色の霧に包まれて黒い輪郭しか見えなくなりました。遠離る舟の水脈の美しさは忘れられません。という絶景が堪能出来る職場に勤めていたことがあります。海に近い高層ビルの十九階の窓ですからよく見えました。やったーっ! 人だー!
季語は「冬茜」です。「夕焼け」は夏の季語(夕焼けなんて夏だけのものじゃ無いのに納得いきません)ですが、「冬茜」とは冬ならではの壮麗な夕焼けのことです。
穏やかにうねる海に夕陽が映える情景を描きました。まさか、これも人?
初回に人が二句とは嬉しすぎるビギナーズラック(初心者ぼろもうけ)でした。歳時記に真剣に取り組んで、これまでの人生で見たことない季語で挑んだのが良かったかも知れません。次回からバチがあたってボロボロです。御期待ください。
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