二十二年 十二月  「十二月」

 「十二月」の本意は、一年間の最後の月。日ごと寒さはつのり蕭条しょうじょうとした景色が広がるが、街はクリスマスや年越しの買い物を迎える人出で賑わっている。(俳句歳時記・角川書店編より引用) さて十二月と聞いただけで焦るのが十二月です。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と脳内はとにかくせわしい日々ですが、もう、これ全部は無理! と悟る日はすぐにやって来て、来年に回せるものは全部回して、お節の用意だけするのが毎年恒例です。



   持ち寄れば芋天もある十二月


 大晦日も押し迫っているのに、お母さんたちは忘年会、というより「今年一年お疲れ様の会」です。ケーキは買うけど後は冷蔵庫の残り物を持ち寄ります。賞味期限が過ぎていようとも気にしない! 夫、子ども、あるあるネタで大爆笑。少し元気になって新年を迎えます。



   トナカイが募金箱抱く十二月


 募金活動やボランティア活動をなさる方には頭が下がります。一人の力は弱くても大勢集まれば、国会で寝てる議員の百倍頼りになります(国会で寝たな罰金全財産。しまった。季語が入らなかった)ボランティアをしたくとも出来ない事情のある人もたくさんいます。それぞれがお互いに「ありがとうございます。どうぞお体大切に」といたわりあえる社会になれますように。



  電飾の街に星無し十二月 ☆☆


 人間は何かというと電飾をしたがる。本来の夜の闇の美しさを台無しにしてしまう。夜の闇は植物の生育には欠かせないものだそうです。人間だって真っ暗にしないと眠れないでしょう?(オバケが恐い人は蒲団に潜っとけ)十二月の街はクリスマスの飾りや年越しの電飾で溢れています。お陰で一年で一番空が澄んでいる季節だというのに夜空の星がまったく見えません。「人」でした。






< お知らせ・次回から変わります >



 以上が、通販生活に掲載(ネットでも)されてきた「俳句生活 よ句もわる句も」に無料で投稿した俳句です。次回からは「夏井いつきのおウチde俳句くらぶ」に投稿した句を(恥ずかしいですが)見てやって下さい。こちらは有料です。

 毎月、写真が一葉と、それに付随した一言、季語ではないこともある「お題」が出ます。つまり季語は自分で選ばなければならないんです。どっひゃあ~!!


 投句はひとつのお題に二句のみ。

 ただし、最初の頃は制限が無かったので、五句投稿していました。

 もうひとつ。写真で俳句はとても難しいです。

 プレバトの「才能無し」の出演者を笑ったりして申し訳ありませんでした。

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