6-4

然「更に、こちらの有利な時間が短くなりますが、最後に勝つため……、


真ん中の有利になる時間を半分にして、最後にその半分にした残りの有利な時間を使えるようにしましょう」


然「奥義 半機少跳

(ハンチャンチョッジャン)!」


然「闘、起きて!」


平は、然が何をしているのか全く気付いていなかった。


闘「あれっ、痛くないぞ?」


闘「確かにアイツにアバラをバラバラにされた気がしたのに……」


然「その事は、後で説明します。それより、もうすぐ、アノ人の第二撃が来ます」


然「闘なら同じ技は二度は、食らわないですよね?!」


闘「当たり前だろ!」


闘「今度は、俺が奴を撃つ!」


然「来ますよ!」


闘「おぅ!」


平は、上から崖下に向かって叫んだ。


平「もう一人の少年、お前も、さっきの少年と一緒に一撃であの世に送ってやる!」


平「それっ!」


平は、馬を蹴ると、崖下へ駆け降りた。

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