第6章 「平(たいら)の直」での戦い
俺達は、平の直への道を歩いていた……。
闘「何か、だんだんキツくなってないか?」
然「そうですね」
闘「ほら、満の直はあんなところだぞ……。
何でこんなに急に上り坂になってんだ?」
然「そうですね」
闘は、然に言った後、また前に向き直った。
そして、一歩歩き出そうとして、何かにぶつかった。
闘「何だ、こんな所に……。電信柱……
なんてある訳ないよな……」
闘が、顔を上げると、見た事のある男が立っていた。
男「遅いから、こっちから来てやったぞ!」
闘「貴様、確か『建の直』と『除の直』で見かけた……。 何者だ?」
男「私か?
私は、『平の直』の直番、平源氏(たいらの げんじ)だ。」
闘「はっ?お前、源氏か平家か、はっきりしない名前だな。結局、どっち何だよ?」
平「それは、おのずと分かるさ。戦っているうちにな」
平「先に、直の中で待ってるぞ。ハハハ……」
平は、笑いながら、坂の上に去って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます