5-5
プスッ
闘「どうした?」
満「まさか?」
満が、見上げた先にあった月は、既に三日月だった。
然「仕方がありません。こちらも合わせましょう。ファイアートルネード弱火!」
満「むむむっ……無念だ!貴様らなど、月光滅殺拳さえ使えていれば……」
然「ここは、降参して先に通して頂けませんか?」
満「うーん、やむを得まい。今回は負けを認めてやる。
しかし、この次はこうは行かないぞ!」
然「ありがとうございます。闘、満さんの気が変わらないうちに次の直に急ぎましょう!」
闘「分かったよ。何か今回は俺の良いところ全く無かった気がするな……」
然「そう、ふて腐れないでください。次はきっと、闘が、活躍できますよ」
闘「次は確か『たいら』だったっけ?」
然「そうです。さぁ行きましょう!」
二人は、『満の直』を後にした。
第6章 につづく
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