4-6

イレイズ「あぁ、よく見える。これを使って私に攻撃するのかい?

然さんとやら、ついでにこのサイコロの効果も聞いていいかね」


闘「然、教えてやることはねぇぞ!」


然「イレイズさん、もう少し、こちらへ、

そして、真っ直ぐ立って頂けますか?」


イレイズ「こうか?」


然「はい」


イレ「じゃあ、効果を教えて貰おうか?」


闘「まさか、然、敵に教えたりしないよな?」


然「もう、大丈夫でしょう。イレイズさん、一歩こちらへ来てもらえますか?」


イレイズ「何だ…。

そうすれば教えてくれるのか?…ん?」


イレイズ「あれっ、動けねぇ」


然「あれをご覧ください」


然は、例のモニターを指差した。


イレイズ「何だ。あれはそこに居る闘とか言う奴の影と文字が映っているモニターじゃねぇか」


然「スミマセン、闘。こっちに来てくれませんか?」


イレイズ「バカな、奴はもう動けない頃だ」


闘は、然のすぐ側にやって来た。


然「あれは、闘の影じゃないんですよ」


イレイズ「まさか?」


然「そうです。貴方の影です。六曜賽を見せると見せかけ、貴方に闘の立って居る位置に

立たせたのです」


闘「どうしてそんな事したんだ」


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