第4章 「除(のぞく)の直」での戦い

闘たちは、建の直の裏門を出て、真っ直ぐ前に歩き始めた。


すると、いくらも歩かぬうちに、大きな門が、早くも見えてきた。


闘「あれか?除の直は」


然「おそらく…行ってみましょう」


三十分も走るか走らぬうちに、闘たちは、門の前に着いた。


そこには『除』と書かれた石が、門の少し前の右側に建っていた。


然「やはり、ここのようです」


闘「さっそく、入ってみるか?」


二人は、門を通って、ゆっくりと、直の中へ入っていった。


闘「ん?誰もいないぞ」


然「確かに。」


闘「然、どうする?」


然「もっと奥に行ってみましょう。先ほどのように、奥の墓地、いや、この直では墓地じゃないかもしれませんので、庭というべきかも知れませんが、そこに居るかも知れません」


闘「然、誰に向けて説明してる? とりあえず奥だな、よし、行くぞ!」


二人は、直の奥、建の直で墓地だった所へと向かった。

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