3-8

闘「よそ見してんじゃねぇぞ!」


立「お前は、終わりだと言っただろう」


闘が踏み込んだ、御影石がはめ込まれた床から、腕が出てきて、彼を捕まえた。


そして、横の石碑と石像全てから出た腕が、彼を殴ろうと飛び出して来た。


然「もう良いですよ、闘。やはり、彼の弱点みたいですから…」


闘「分かった。ありがとよ、然!」


立「何をするつもりだ? 貴様は、もう俺の腕たちからは逃れられん!!」


然「それはどうでしょう?確かに貴方の腕、いや貴方の腕たちからは、逃れられないかも知れません」


然「ですが、その腕の出てくる石はどうでしょう?」


然「つまり、石を破壊したら腕は出る事が、出来なくなる」


然「しかもこの石像や石碑に使われている石は、とても高価なものだとか…」



然「これを壊されたら、貴方の精神的なダメージも大きいのでは…」


立「や、やめろー!!!」


然「もう良いですよ」


闘「フルパワーで行かせてもらうぜ!」


闘「ウォーター・トルネード!!」


闘の放った一撃は、闘の周りの全ての石像と石碑を巻き込んで破壊した。

そして、出てこようとしていた腕たちは

全て消滅した。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る