1-4

長老「ふぅ~、行ってしもうたわい」


ところ変わって、闘の家。


闘「どれどれ、この地下室のどこかに秘密の扉があるってのか?どこにあるんだ、いったい」


闘は、手当たりしだいに、壁に立て掛けてある物をどけ始めた。


闘「ここか…? うーん、違うか。それじゃあ、こっちか…?」


一時間ほど後、然が、闘の家の地下室にやって来た。その時、闘は何かを見つけた。


闘「これか?長老の言ってた卓球台は。こいつをどけると……おぅ、あった!」


見るとそこには、赤字で何やら呪文の用な物が書いてある、黄色い紙が貼ってある扉が現れた。


闘「こいつを開ければいいんだな。よし、さっそく開けるとするか…」


然「ちょっと、待ってください」


闘「どうした、然」


然「一応、お祓いをしてから開けた方が良い

かと…」


闘「そうか?じゃあ、やってくれ」


然「はい」


然は、そう言うと、よくわからぬ呪文のような

言葉を唱え始めた。


然「とぅあー!」


そして、その最後にそう叫ぶと、闘の方に

向き直った。


然「これで大丈夫でしょう」


闘「じゃあ、開けるぞ」


然「はい」


闘「そういや、この先どう進んで行けばいいんだ?」


然「とにかく真っ直ぐです」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る