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そこまで言うと、長老は、然の方に向き直った。
長老「とりあえず、お前にこの札(ふだ)の束と、六曜賽(ろくようさい)を渡しておく」
然「これらは何ですか、長老?」
長老「話は、おいおい…」
闘「俺は先に行って、待ってるぜ。然は、その道具の話とやらを、長老からよく聞いといてくれ。それじゃ、俺は行くぜ!」
然「あっ、闘、待ってください。私もすぐ行きますから…」
長老「あやつの事じゃ、どうせ最後まで話を聞かぬと思っとったわ」
長老「だから、然、お前に道具を渡したのじゃ。その道具についてじゃがな…」
長老は、然に一時間ほど、道具についてや、地下室から先の道についてなどを話した。
然「長老、それではお元気で!」
長老「お前らも達者でな。くれぐれも、お札は、なるべく使わずに最後の部屋のために取っておくのじゃぞ…」
然「はい!」
然は、元気よく返事をすると、その場所をあとにした。
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