第15話 ミコット
「ミコット!今日も運転よろしく!」
「かしこまりました!コペルお嬢様」
ミコットという名のメイド姿の女性が運転する車に、ダンとコペルは乗った。
(でけー車だな…8人は乗るんじゃないか?)
あまりにも大きく高級そうな車にダンは唖然としていた。
こんなにすごい高級車なんだ‥きっとすごい豪邸に連れて行かれるのだろうか…
思ってもいなかったのでダンはソワソワして落ち着きが無くなっていた。
そうこうしている間に車はそこらにありそうなボロくも綺麗でもない中間くらいの見た目のマンションの駐車場に泊まった。
「着いたよ!ダン君!運転ありがとね!ミコット!!」
ミコットにお礼を言うコペル。その横でダンは特に理由もないのだが心のハードルが下がったかのようなそんな気分になっていた。コペルさんが令嬢のような存在じゃなくてよかった。親近感があるようなそんな存在でよかった。近づきやすいような関係であってくれて本当に良かったと心の奥底からそう思った。
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