第8話
次の日、俺はマナちゃんと共に冒険者ギルドにやってきていた。
「ここが、冒険者ギルド……」
「ここは、この国でも一、二を争うくらい大きな支部なのですよ」
そう言って案内されたのは巨大な石造りの建物だった。
まさにThe・冒険者ギルドっていう建物だ。
建物の入り口を見ると、いかにも冒険者ですよっていう感じの装備をした男や、女の人が出入りしている。
「……わぁ、凄いエッチ……」
「……へ? た、確かにあの人……凄い露出度なのです」
中にはビキニアーマーを着てるボンキュッボンな美女もいた。
眼福眼福……ふへへ。
「と、とりあえず中に入ろうなのです。なのです……」
「そうだね~」
そう言って俺は、顔を真っ赤にしたマナちゃんに腕を引かれて冒険者ギルドの中に入って行った。
冒険者ギルドの中に入ると、鼻につくのはお酒の匂い。
「昼間っからお酒飲むなんて……流石冒険者って感じだな~」
なんて思いながら、ギルドに併設されている酒場を横目にマナちゃんは進んでいく。
やがて、たどり着いたのは横に並んだカウンターだった。
カウンターの向こうにはギルド職員がいる……まさに、異世界ギルドの受付って感じの奴だ。
そんなカウンターの一つに、マナちゃんは真直ぐに歩いて行き……
「あ、ユナちゃーん! やっほーなのです!」
おっぱいがブルンブルンと揺れ、ブルンブルンは……違う、マナちゃんは受付嬢の一人の抱き着いた。
「ぷはっ……ちょ、マナ⁉ 今私仕事中なんだけど⁉」
受付嬢さんはマナちゃんを引き剥がすと、そう言ってため息をついた。
「……あ、ごめんなのです」
「もう、まったく……それで、今日は何しに来たのよ?」
そう言われ、マナちゃんはおっぱいを揺らしながら、腰から草の束を取り出した。
「薬草の納品をしに来たのです。換金を願いなのですよ」
「はいはい、了解、いつもの……」
「あとそれと、この子の冒険者登録をお願いなのです」
そう言って、マナちゃんは、俺の事を指さした。
「……はっ、俺⁉」
「へ? 冒険者登録するのですよね?」
「え、まあそうだね」
そうだった。
おっぱい+百合ですっかり忘れてた。
「……貴方は? あ、どうもパラドって言います。冒険者登録したいんですけど……」
「はいはい、了解……それじゃ、ちょっと待っててね」
そう言うと、受付嬢さん……マナちゃんはユナちゃんって言ってたね。
受付嬢のユナさんは、てきぱきと薬草を測るとマナちゃんに数枚のコインを渡した。
「はい、今日の薬草の分……どうか三枚ね」
「おお! ありがとうなのです!」
「それじゃ、そっちの子……パラドさんだったねそれじゃ、ギルドカード作ろっか」
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読んでいただいてありがとうございますなのですよ‼
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