第6話

 ギギギ……ガチャンと扉が閉まり。鍵が掛けられる。


「さて……行ったか」


 その音を聞き俺は、扉が閉まるのを確認してニヤリと笑った。

 何故って、それは……家に一人、即ち、それだけでわかるだろ?


 この背徳感、この高揚感。

 誰もいないこの部屋でする、とてつもない背徳の感覚っ‼


 しかも今の状況は、美少女の家で一人だけって状況だ……ってことはすることは決まってるだろう⁉


 俺は、クルリと振り返るとマナちゃんの私室へと直行……鍵は、賭けられてない。


 ガチャリ。 


 俺は扉をあけ放ち、笑い声をあげた。 


「くくく、あっはっはっは! 馬鹿な女の子だよ。マナちゃんって奴は! 知り合って間もない他人を家に上げたまま、買い物に行くなんてさ!」


 そう言って、俺はすたたたた~と歩き、服が入っているタンスを開けた。


「さあ! パンティー探しの始まりだ!」 




閑話休題変質者探索中

 




「はわあ……素晴らしい、これが、これが女の子のパンティーか」


 そう言って、俺は、布のパンティーをほおずりした。

 これがパンティー素晴らしい。

 

「……だが、こうも思うのだ。パンティーはエロい、しかし……綺麗なままではエロさの価値は低いのだと」


 そう言って俺は、きれいなパンティーを綺麗に畳んでタンスにしまいなおすと、別の物を探し始める。


「パンティーの価値一つ目は、形、色、艶。パンティーという存在そのものが価値となる」


 そう言って、俺はリビングに戻り目的の場所へ歩き出す。


「パンティーの価値、二つ目。これが最も重要な物だ。美少女が履いている物であること」


 これによってパンティーの価値が決定させられるというものだ。

 もしも、だ。女の子ではなく、筋肉もりもりマッチョマンの変態がパンティーをはいていたとして、そのパンティーに魅力を感じるだろうか?


 いや、無い。


 つまり、パンティーの価値の大部分を占めるのは、持ち主である。

 美少女がパンティーを履けば履くだけ、パンティーの価値は上がっていく。


 そう、パンティーの魅力を決定する物の三つ目、それすなわち……


「……女の子の汚れなんだ! ふへへ……」


 そう言って、俺は洗濯籠宝箱から、お宝汚れたパンティ―を手に入れたのだった。


 ……

 …………


「ただいまーなのです~」

「すー……わわッ⁉ お、おかえり~」


 ガチャリと扉が開いたと同時にパンティーを隠す。

 あ、あぶねー……ば、バレてないよな?

 

 ……よな?


「……? 少し待っててくださいなのです、すぐにご飯作るのですよ~」

「う、うん! 楽しみにシシテルー」

 

 ほっ、バレてないみたい

 

 そう胸をなでおろした俺は、冷や汗を流しながら返事を返したのだった。




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 読んでいただいてありがとうございますなのですよ‼

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