ロッテさん、やさしくて強い方でしたね。
　贈られた小物がとてもおしゃれで、物語に、より、ノスタルジックな彩りをそえておりました。

〝あゝ美しいロッテ、若く聡明なロッテ、なんと愚かしいことを成してしまったのか！〟

……なんて、当時に居合わせて嘆く老人役をしたくなりました。変な奴です。


どうしたって、「ぼく」もいつかロッテの記憶の中の存在になるわけで。綺麗だけど残酷で切ない。