にわめ!どっちどっちげーむ

 外遊びが終わり室内に入る文也ふみや一行は今度は室内でできる遊びを用いてデスゲームを行うことを考えた。


「こんかいはじかんがあまりありませんでしたがとてもたのしめましたわね。」

「たのしめたじゃないわい!!」

「あら?ふみやくんはあまりたのしめなかったのかしら?」

「くうう~そくししたのにたのしめたはないでしょ!」

「ふふふ、じゃあつぎはがんばりましょうね~」


 文也と胡桃くるみが話していると盛大なため息が聞こえてきた。発生源は彩人あやとだ。


「はあ~お二人方あまりめのまえでイチャイチャしないでくださいませんか?」

「イチャイチャなんてしてないやい!!」

「イチャイチャしてたようにおもう人。」


 そう彩人が呼びかけるとスッと四人が手を上げた。


「まあはたからみたらイチャついてるようにしかみえねえわな。」


 鉄平てっぺいが呆れた目で文也を見る。


「く、くるみ!!どうしておまえまでてをあげてんだよ!」

「ふふふ、わたしはイチャイチャしていたとおもってました

から」

「か、かおがこわい……。」


 ふふふと笑ってはいるがどうも笑顔が張り付いている笑みのようなそんな恐ろしさがあった。


「あっと、えっと、よ、よし!こんどはしつないでですげーむをやるぞ!」

「はなしをそらしましたね。」

「うっせ!じゃあげーむをはっぴょうするぞ!こんかいはどっちどっちげーむをやります!」


 どっちどっちゲームルールは単純で出題者が二択の〇×問題を出し、正解だと思う答えを選ぶゲームだ。


「こんかいのしゅつだいしゃはおれがする!すなしろこうげきげーむではぜんぜんたのしめずすぐにしんじゃったからな。」

「わたしはいいですよ~」

「おれも」

「ぼくもだいじょうぶですよ」

「わたしも……」

「よーし!じゃあやるぞ!!」


 出題者兼ゲームマスターは文也、挑戦するは彩人あやと彩香あやか、鉄平、胡桃。只今よりどっちどっちデスゲーム開演です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る