第二回 新海誠著 小説 すずめの戸締まり

 皆さんおはようございます。うすしおの読書備忘録の時間です。通学中にギガを減らしながら今日もやっていきましょう。


 最初に、僕はかなりの新海誠オタクです。小説とアニメは全制覇しています。まあだからと言ってオタク口調でたらたら書くつもりはありません。ギガがもったいないんでね。


 さあ、映画とノベライズが同時に出たとなれば、一つの問題が浮かび上がってきます。

 そう、

「映画と小説、どっちを最初に見る? or 読む?」

 って問題です。僕は待ちきれずに小説の方を先に読みました。


 やっぱり読んでて思ったのは、すずめちゃんと一緒に旅してる気分になるな、ってことです。僕、朝起きた時の旅館の雰囲気とか凄い好きなんです。やはり旅だからこその感覚が繊細に綴られていましたね。

 

 みなさんも電車に乗りながら思う時ないですか? 「こっから見える景色って、ここに住んでる人からしたら当たり前のものなんだろうな」と、感傷的とは言わなくても、そういう思いに耽る事。なんかね、そういう感覚は中盤くらいまで一貫してあったと思います。だからこそ、小説を読んでて旅のワクワク感が出てきていたのかなと思います。


 そしてもう一つ欠かせない要素として、アクションシーンの迫力ですよね。この要素に感化されてヒーローもの書いてると言っても過言じゃないですもん。遊園地のシーンとか凄い考えられてて好きですね。あと観覧車につかまれるすずめちゃん強すぎん?

 そんなことはどうでもよくて、やっぱり文章だけじゃ良く分からないなって描写もありました。まあそこは映画でのお楽しみってことですね。


 ストーリーのメッセージには賛否両論あったと思います。メッセージ的に人それぞれの受け取り方があったと思います。でもやっぱり想いを風化させないことは大事だなと。防災グッズとかはちゃんと買いたいなと思っております。


 最後に小説と映画の違い的なのを語ります。小説は、割と映画の掘り下げになるような文や、キャラクターの心情描写が多く、小説で魅せられるところをきちんと見せていくスタイルでしたね。

 映画では割とテンポ重視でしたね。最初映画見た時、小説のテンポで物語を捉えていた僕は、「え、展開早すぎん?」ってちょっとテンション上がりました。雰囲気的にはドラマ感と迫力感が息する暇もなく交互にやってくるんで、見ていて飽きないです。


 


 次回の備忘録「松村涼哉著 15歳のテロリスト」

 

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