第21話 転校する? しない? (3)

 だってさ、先ほど家のお袋様が、親父様に説明をした通りだよ。確かに俺が通っている学園は、本当に学校運営だけを目的した学園……。生徒の親から寄付金と高い授業料だけもらえれば良いよと、言った感じの運営をしている県下一の不良、ヤンキーの巣窟高校だけれど。


 俺には幼馴染で気の合う友人、大島と言う名の盾が存在しているから。俺が学園内で苛め、パシリ、丁稚奉公に会う事もないハッピーな学園生活をエンジョイしているのと。


 俺の通っている学園には女子生徒ばかりがいる家政科や。女子生徒が大半を占める商業科もあるから、俺の目の保養にもなる頭の弱そうなヤンキー姉ちゃん達……。



 それも女子高と変わらぬぐらいの高レベルな、麗しいヤンキー姉ちゃん達も多々いるのと。


 その姉ちゃん達ってさ、恥じらいが全く皆無な状態だから、自身の、白の開襟シャツの胸元を大きく開け──。自身の派手な黒や赤、紫、ピンクのブ〇ジャーを妖艶に見せるのと、白の開襟シャツから透けて見えるのだと言うか? 俺達男子や先生達に見てくれと言わんばかりに魅惑的に魅せてくれている訳よ。


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