第10話 よくある、今日か〇俺は! の話だ(6)
だから俺の両親は、沈黙していたみたいだね?
だってさ、俺の評価が変わった事をお袋様は、親父様へと説明をすれば、その後はお約束──テンプレ通りに涙! 嗚咽! と言う奴を。
「うぅ、ううう」と漏らし始め。
「最初はさ、私学だし、授業料高いし。その上、ヤンキーの巣窟……。何処も行く高校が無い子達が集まる。偏差値も二十あるの? と呼ばれるような……。私も友人達に家の子が【えのかわ高校】なのと。口が裂けても言えられないような高校だから、嫌だなと思っていたけれど。担任の先生が新作を褒めてくれて、目にかけてくれているのならば。本当に行かせて良かったと思っているのよ。お父さん……」と。
お袋様は感無量な様子なのかな?
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