第9話 よくある、今日か〇俺は! の話だ(5)
「……だけど、新作いざ。高校へと何とか入学できて授業が始まり月日が経てば。学校の担任の先生のお陰もあるのかも知れないけれど。学年上位の成績の上に。家の高校へと通う生徒なのに山本君は大変に素直で、身なりも乱れていない。文部省推薦の生徒……。他校の先生達に見せても恥ずかしくない生徒、そのものだから大変に良い事だと褒められたと聞いてね。お父さん、私ね……。私涙が出たの……」
「そうなのか、お前?」
「うん」と。
また家のお袋様と親父様の会話が聞こえてきたのだが。
う~ん、どうやら家のお袋様は、中学生迄、担任の先生から『馬鹿だ!』、『阿保だ!』、『だからろくな高校へは進学できない!』と言われ、嘲笑いを受けていた俺が、高校進学と共に評価が変わり。久美ちゃんから絶賛をされているのが嬉しくて、親父様の前で泣いていたみたいだ。
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