第6話 よくある、今日か〇俺は! の話だ(2)

 家の親父様は、俺が高校生へと進学──。授業が始まって月日の方も少しは経ち、心機一転──。


 俺自身も中学生迄は疎かにしていた学問に対して急にやる気が湧き! 勉強熱心になり! 自身の部屋の学習机に座るようになり。自主的に教科書やノートと向き合うようになったのだが。


 それを! その事を聞いた! 俺の親父様が、この俺様に対して、大変に失礼な事を家のお袋さまへと尋ねるから。


(クソ爺、いい加減にしろよ! てめぇは、自分の息子の事を何だと思っているのだ!)と、俺が自身の脳内で悪態をつけば。


「お父さん~、新作が言っている事は本当みたいよ」と、家のお袋様から、親父様へと説明が入るから。


「母さん、そうなのか?」


 家の親父様は動揺する。


 でもお袋様が、親父様へと説明した事は嘘偽り無く、本当の事! 事実だから。


「うん」と、お袋様は頷き。


「お父さん、新作は何でもクラスの担任……。それも大変に若く、美人の先生に褒められたみたいなの……。クラスの中でも新作が一番授業態度も良いし。テストの点も良いらしいのよ」

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