第5話 よくある、今日か〇俺は! の話だ(1)

「新作ー! ちょっと良いか?」


「……ん? 何、父さん? 俺今宿題や予習、復讐をしている最中なのだけれど。何か用事?」


 俺が家の親父様の呼びかけに対して二階──。


 そう、自身の部屋から大きな声音で言葉を返せば。


「……ん?」


 家の親父様から言葉が漏れ。


「おっ! 新作! お前は今勉強をしている最中なのか?」と尋ねてくる。

「うん。そうだよ。それがどうしたの?」


 俺が自身の部屋で首を傾げると。


「母さんー! 母さんー! 新作が! 家の新作が今勉強している! していると言っているけれど。新作本当に勉強しているのかではなくて。母さん~。新作は~。熱があるんじゃないのかぁ~?」


 まあ、こんな感じだよ。家の親父様はね……。


 あの日! あの時に! この俺様に対して大変に失礼な行為、行動に出たのだ。


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