第2話 前置きは、良く物語である、普通の奴とヤンキーの友人関係は成り立たないと、俺は愚痴を漏らす(2)

 だって俺も幼馴染、親友と言っても過言ではないアイツに。


『……ん? 俺とお前……?』、


『ああ、俺とお前は只の知り合いだ』と。


 俺はアイツに、はっきりと言われたのだと、皆も聞けば。俺が只単に、近所だと言うだけで、幼馴染や親友だと勘違いをしたのではないか? と思うかも知れないが。


 俺が先程説明をした通りで。俺とヤンキーなあいつは気が合う。話しが、会話が合うと。


 皆さんが俺の事をどう思っていようとも。


 俺はヤンキーなアイツとは話が合うし。俺自身これと言って特定の仲の良い友人はいないから。


 やはりヤンキーなアイツが俺の幼馴染で親友になるはずなのに。


 俺は自身に起きたある出来事の土壇場で、今迄幼馴染、親友、マブダチだと思っていたアイツに。


『新作、お前は俺の親友、マブダチではない。只の知り合いだ……』、


『だから俺を頼るな、自分の事は自分でしろ』と、俺が頼りにしていたアイツ……。

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