湊との朝

「湊!もう…だめ…。やめて…」

「やめない…。あおってきたのそっちでしょ…」


えりは目が覚めた。

隣りに湊はいなかった。

脱いであった服は、ベットの脇にキレイに畳まれていた。

(几帳面…)

えりはフッと笑った。


服を着て、キッチンの方に行った。

スープのいい匂いがした。

でも、湊はいなかった。

「どこかいったのかな…」

改めて湊の部屋を、まじまじと見る。

物が少なくて、シンプルで、キレイに片付いていた。


ガチャ。

湊が帰ってきた。

えりの顔を見て、ちょっとびっくりしていた。

「何でびっくりしてるの?」

「あ…起きてたから…」

「ん?」

「あぁ、だいぶ疲れさせちゃったから…」

「あ、うん、大丈夫」

えりは、そう言うと湊にピッタリくっついた。

湊もえりを抱きしめた。


「何か買ってきたの?」

「うん、卵。フレンチトースト作る」

「すごいね」

「うん、好きなの料理」

「へー」

「これからは、俺がえりに料理つくる」

「嬉しい。私もたまに作るね」

「いい」

「なんで?」

「美味しいの?」

「もうっ。美味しいよ、たぶん」


「美味しい〜」

えりは、湊のフレンチトーストを食べて感動していた。

「だろ」

えりはパクパク食べた。

湊はそんなえりを見て、嬉しそうな顔をした。


「お皿は私洗うね」

「じゃ、お願いします」

「うん」

えりがキッチンで、お皿を洗っていると、湊が、後ろから抱きついてきた。

「なに?」

「したい…」

「うん…。洗い終わってからね…」

「違くて」

「ん?」

「今」

「食器洗ってる」

「洗ってて。勝手に触る…」

そういうと、後ろから服の中に手を入れた。

「そのまま洗ってて…」

湊は、最初は上から順に、体を触っていった。

「ん…」

えりの首すじに後ろから、キスをする。

その後、舌で首を、その後耳をなめた。

「ん…」

湊の指が、えりの中に入っていく。

「どんどん濡れてきてる…」

だんだん音が大きくなっていく。

「だめ…。立ってられない…」

「立ってて…。このまま、後ろから入れたい」

「や…」

「入るよ…」

ゆっくり、だけど深くまで入っていく。

「あぁ、もう動くね」

湊は、後ろから激しくえりをついた。

「あっ…」

「んっ。どんどん締まってく…」

「や…」

湊の動きが、速くなっていく。

「湊、もう、だめっ…」

「まだ…」

「湊…」

「あぁその声、エロ…」

「もう、だめ…」

「まだ…」

湊は前からも後ろからもいじった。

「気持ちいい…?」

「…うん…」

湊は激しく動いた。

「あぁ!いっちゃっう…」

「あ、俺も…イク…」


「ね、ベット行こ」

「まだ、するの?」

「するよ」

湊はえりをお姫様だっこをしてベットまで行った。


「舐めるね」

「やだ、汚いから」

「汚くない、えりの吸いたい」

「あぁ。ダメ、そんなとこ」

「指も使うね」

「やだっ。また、すぐいっちゃう」

「いっていいよ」

「あっ!!」

いった様子だったが、まだなめ続ける。

「気持ち良すぎて…。変に…なっちゃう…」

イキナリ、えりの中に入っていった。

「!!」

えりの体が飛び跳ねる。

中に入ってから、少しずつ焦らすように動いた。

「焦らすの、やめて…」

湊は、理性を失いながら、言う通りに激しく動いた。

「あぁ…!!」

「えり、するの好き?」 

「うん…。好き…」

いったん、えりの中から、でる。

「嫌だ、やめないで…」

「どうしてほしいか言って」 

「やぁ…」

「もうやめる?」

「やだ…。湊の入れてほしい」

湊はえりの中にゆっくりはいる。

「あとは?」

「動いて…」

湊はゆっくり動く。

えりは、湊の腕を、グッと掴む。

「もっと、激しくしてぇ…」

湊は、急に激しくついてきた。

「あぁっ!もっと!」

えりの爪が、湊の腕に食い込む。


えりは、湊の腕枕で寝ていた。

「痛てて…」

湊の声で、目が覚めた。

「ん?どうしたの?」

「あ、えりにやられた腕が…」

見ると、えりの爪の跡がしっかりついて、血も滲んでいる。

「あぁっ…。ごめんっ」

「えり、乱れてたからね」

湊はいじわるそうに言う。

「湊は、するときも意地悪だね」

えりは、プイッとした。

「…酷いことしてもいいって言ってたじゃん」

「言った…」


湊は笑って、きつく抱きしめた。

「好きだよ…」

湊はえりの髪にキスをした。

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