　妹が学生時代、朝の下駄箱で履いてきた靴の中で死んでいるゴキブリを見つけたそうだ。替えの靴下もなく、その日家に帰るまで耐えたらしい。ゴキブリは靴の中で踏まれて死んでいた。そのゴキブリがどうなっていたかは、想像に難くない。その話を聞いた時、さぞ辛かっただろうと思う。私なら心に深い傷が残るレベルである(大袈裟ではなく)。

　出かける直前には靴の中に虫が入っていないか、チェックを怠ってはいけないのである！

　私も学校までコオロギを踏んだまま連れて行ってしまったことがある。

　コオロギならまだかわいいもので、ムカデが入っていたという話も聞く。

　私は、冬の時期を除いて毎回出かける前に靴をひっくり返し、チェックしている。それで15年近く何も入ったためしはないのだが。