第8話 南方系その2

 前回南方系ゴキの、お茶目な話を書いたが、またその子達の話。

 ある日、庭の掃き掃除で、大きめの鉢を持ち上げたら、"ナンポウケイ„が5匹ほどいて、私もだが、向こうも慌てふためき、カサカサ~と散り散りに逃げていった。逃げ足の早いこと、見当たらなくなった。

 「かわいいな。見かけは気持ち悪いけど」と思いながら、続きの掃き掃除を終え、外の流し台で靴を洗おうと数歩歩いたところで、クロックスのサンダル内に違和感が。「ん!?何か入ってる!?でもこの靴を洗ってから確認したい」という気持ちが働き、また数歩歩く。やはり違和感。ようやく確認すると・・・圧迫死した"ナンポウケイ„3匹がサンダルの奥に入っていたのである!! 絶叫した~!!

 さっきの"ナンポウケイ„は、私のサンダルめがけてきたようだ。

なんで私のサンダルに、よりによって・・・バカ―ッ (泣)

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