こちらはゆあん様による企画『筆致は物語を超えるか』参加作です。
登場人物と大まかなストーリーが決まっており、後は書き手の筆致で魅せる!という趣旨の企画となっております。なので、大まかなストーリーはもうどうしようもないのです。このラストで仕方ないのです。
と思っても!!
なんで!何でここで終わるの!続きを!続きをお恵みください!と五体投地したくなる作品でございます。
もうね、胸が締め付けられちゃうのよオバちゃんは。もうマジで幸せになってくれ。ナツにはいますぐハルを迎えに行ってほしいし、ハルも偶然通りがかってくれって祈った祈った。けれど、それは叶わないのです。だってそういうストーリーって決められてるからぁぁぁぁぁ!
難しい年頃の少年の心情を丁寧に描かれているため、途中苦しくもなりますが、この短いお話の中でよくぞここまで、と唸る作品です。