第8話【帯から(タイトルだけ)わかる当時(1987年5月頃)の富士見書房刊行ゲームブック】

 閑話休題みたいになりますが、前回の話の最後にタイトルだけでもリストアップしました。

 そこで『ドラゴンランス戦記1』の帯やカバーに書かれていたゲームブックのタイトルだけ、こんな作品が発売していたのだと思っていただければありがたいです。

 後で更に続巻が出ていることがわかるかも知れませんが、それはその時にでも。

 

 帯の後ろに書かれていた作品リスト。『既刊 D&Dの書』となっていました。

◆エンドレスクエストゲームブック

 1:ドワーフの反乱

 2:ポピーのニューヨーク大冒険

 3:クエストマウンテンのなぞ

 4:惑星ボルターナス

 (新書判・全10冊)


 当時のまんま転載しました。全10冊となっていましたが、5巻以降は今のところわかりません。

 新書判なので、若干大きめでしょうし、当時のお値段は700円前後だったのではないでしょうか?


◆AD&Dゲームブック

 1:バックス砦の囚人(とらわれびと)

 2:ゴーストタワーの魂の石

 3:クォーラス城からの脱出

 4:ウェイレスの大魔術師

 5:忍者への道

 6:暗黒城の領主

 7:魔力の杖(魔法の王国1)

 (文庫判)


 文庫判なので、多分480円くらいでしょう。当時、文庫本480円は多く見られました。

 

◆ONE-ON-ONEゲームブック

 1:アルカニア城の決闘

 2:超古代ロボットを探せ

 (B六判・2冊組)


 B六半ということは、多分文庫本サイズですね。恐らくこれは対戦型ゲームブックなんじゃないかなと思います。今となって、どんなシステムかはわかりません。

 それにしても超古代にロボットがあるんだ・・・。まあ、昔のヒーローものとか、超古代の遺産みたいなので、すごい兵器とか、ロボットとか出てきた覚えがありますから、こういう設定、好きなんでしょうね。


◆D&Dファンタジーアート

 (A4判・2,800円)

 

 画集ですが、何故かこれだけは値段がついていました。


 カバーの折り込みですが、上記のものと一部かぶっています。異なるものだけ箇条書きします。


◆オリジナル・ゲームブック

 ・魔境遊撃隊 -ナイルの呼び声-

 ・鷹の探索

 ・闇の黄金郷(エルドラード)

 ・ダーティペア


 オリジナルとうたっているので、日本独自の作品なのでしょう。『鷹の探索』は黒田幸弘氏の作品で、後に様々な設定資料本をファンタジーファイル・シリーズから出していました。初期富士見書房を支えた作家さんの一人です。

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