第7話【その頃の富士見書房 『魔宮の人食い植物』 その2】

 この話を書く上でプレイはせず、ざっと眺めていたのですけれど、メルヘンチックに『花の城』と名付けられた場所とは裏腹に、危険な人食い植物(まあ、タイトル通りですね)やら、モンスターやら。何故かホブゴブリンがいっぱい登場しました。

 その中でたまたま目に入った王女救出の場面。王女のベッドに忍び寄って、カーテンを開けたところ、逆に不意打ちを食らってしまうんですね。

 そこでいざこざがあって、あろうことが、王女を黙らせるために彼女ののあごをガツンと一発! おいっ、マジかっ!? 

 そして気絶させた王女を問答無用でかさらうという、まさかの誘拐劇が展開されました。

 ネタバレしちゃいましたけど、とんでもないですね。一応救出が成功した後に許されますけど、目が点になってしまいました。

 一応最後に『きみ』はナイトになり、領地を与えられます。やってること、最後まで普通の異世界ファンタジーですよね。


 現在の異世界転生や異世界転移ものにしても、はっきりとした形では持ち込みませんよね。知識などは持ち込まれますが、そこはきちんと使い方を考えて使っています。

 そうじゃないとやり過ぎになってしまい、物語も破綻してしまいます。

 けれどこのゲームブック、ぶっちゃけ地球から大脱出した過去なんていらないじゃん。何でそんな設定が入っているのかわかりませんが、ますます第一巻が気になってしまいます。

 今更手に入ることはなさそうなので、永遠の謎です。

 

 さて話したいことは以上ですが、まだ少しスペースが残っています。

 なので『スカイフォールシリーズ』のタイトルを列挙しておきます。

 第1巻『魔人の沼』。

 第2巻『黒いピラミッドの謎』。

 第3巻『呪われた鉱山』。

 第4巻『魔宮の人喰い植物』。


 この時代の富士見書房からは、上記のような海外ゲームブックのシリーズが展開されていました。内容はわかりませんので、タイトルから各自想像してくださいね。


 以上で、この話はおしまいです。

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