1000文字超えてない 第6話

僕は、朱里より早く起きた。

寝ぼけながら、部屋を出て扉を開けて中に入る。


あれ?部屋を出て扉を開ける?階段を降りるじゃなかったっけ?

そこで、僕は完全に目を覚ます。


僕が入った部屋には、僕の写真やら、髪の毛、盗撮タペストリーや、僕の匂い付き抱き枕があった。


すごいな、僕の匂いと同じ抱き枕がある、どうやって作成したんだろ?

後で聞いて、朱里の匂い付き抱き枕作ろう。


てか、爪が伸びてきたな、ここに僕の爪がないし、追加しておくと喜ぶかな?


そこで、朱里が扉を開けて入ってくる。


「見つかってしまったわね」


「あっ、おはよう朱里」


「おはよう、幸太」


「いい所に来たね、爪伸びてきたし切ってここにあるコレクションに追加しとく?」


「ふふ、何も言わないのね?」


「なにか言って欲しいの?」


「いや、言わなくていいわ」


「そっか、まぁいいや、朱里の匂い付き抱き枕の作り方教えて」


「それは、企業秘密よ」


「そっか、残念」


「それよりも、朝食でも食べましょう?」


「そうだね、お腹減ったよ」


それから僕たちは、その部屋を出てリビングに向かい、朝食を作り食べる。

ちなみに朝食はご飯と味噌汁と目玉焼きだった。

食べながら、僕は気になってた事を聞いた。


「それで、僕たちの関係って学校ではどうなるの?」


「堂々と、付き合ってるって事にしていいわよ」


「それが一番だよね、学校でも朱里と一緒は嬉しいな」


「私もよ」


それから、朝食を食べ終わった僕は部屋に行き着替えを、朱里は洗面所に行った。


僕は、制服を来て洗面所に行く。


「朱里、歯ブラシ取って」


「はいどうぞ」


と渡して貰い、歯を磨き終わりうがいをした。


「幸太〜、髪結んで〜」


それから僕は朱里の髪を結んだ、ちなみにポニーテールだ。


「着替えてくるから、玄関で待ってて」


そう言われ、玄関で荷物を持ち靴を履き待つ事5分、朱里がやってきた。


「おまたせ」


「急がなくてもいいよ」


朱里が靴を履き終わり、僕たちは玄関を出て鍵を閉め、手を繋ぎ歩き出した。

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