13

白いもやが粒子である

ことに気づいたってこと

視界がひらけて深呼吸する

空に乳房を浮かべて

脆弱な自己の身体性と対話すること

逆剥けの指が物語る生活の基礎

ソーダ水とレモンケーキが机に置いてある

そうすること

コップの水滴が垂れて濡れている

そうすること

顔をみればわかるね外は雨ってこと


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

端になる yrdk0000 @Cgrh7cbn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ