第3話「告白…?」

アイツ、本当に付き合ったのかな……

俺はここ最近、アイツに彼女がいるのかどうか気になって何も手につかない。

なんで俺がアイツのこと気にしてんだよ、、

これじゃまるで俺が……いやいやいやいや!そんなはずない!絶対、絶対に……!!


──────────




俺は意を決して、直接聞いてみることにした。

「なあ、お前って彼女とか居たりすんの?」

「え、急にどうしたんですか??」

「いや、別に…ちょっと気になっただけっていうか…ッ!ほら!お前モテんだろ!だから聞いてみただけだよ!!」

「そうだったんですね、彼女は居ませんよ」

「そうなのか〜お前なら可愛い彼女すぐできんのにな〜(笑)」

「……」

「どうした?」

「俺、可愛い彼女なんて欲しくありません。」

「ちょ、なんだよ、急に怒った顔して……」

「俺が1番欲しいのは先輩です。」

「は???????」

「ずっと先輩のこと手に入れたいって思ってました」

「はッ?冗談だろ?」

「ッ!俺が、先輩に冗談なんて言うと思いますか?」

「そ、それは……」

「俺、先輩を手に入れるまで、死ぬまで諦めませんから。」

そう言ってアイツは逃げるようにその場から去っていった。

アイツ、急になんなんだよ…言い逃げなんてずりぃじゃんか……//

火照った顔がものすごく熱い。こんなにも心臓が張り裂けそうになったのはいつぶりだろうか。

俺、今すっげぇかっこ悪い顔してんだろうな……

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おもいあい 卵焼き @tamagoyakidao

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