第55話 将来について
フリーターになってしたい事は沢山あった。
友達と旅行に行く事。
たくやと過ごす事。
日中行くバイトを探す事。
何になるのか見極める事。
手に職をつけて何があっても食いっぱぐれない仕事に就きたいと思っていて、看護師にしようか決めきれずにいた。
「そういや、たくやは大学、あと1年やけど、どうするの?
就職?
なんかなりたいものあるの?」
「俺、消防士になりたいんや」
「めっちゃかっこいいやん!!
たくや、似合うと思うわ!!」
「かおりは?」
「手に職つけたくて、看護師いいんじゃないかな?と思うけど…決めきれんくて。」
「かおりが看護師とか、エロナースで最高やな。元気にしてくれて、うちにお注射してくださいってやってくれるんやろ?」
たくやがニタニタしてる?
「それ、祇園とかのイメクラの店やん?
もう、真面目に話してんのに!!」
「いや、でもいいと思うわ。ナース!!」
「え?祇園の?」
「なんでやねん。普通の看護師!!」
そっか、いいか〜。
看護師の方向で考えてみよう。
…うちって本当に単純やな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます