第21話 リリムにはなれなかった
月曜日、学校。
ジャンプが読めるから隣の男子に見せてもらいに行くか。
パラパラとしか読んでないけど、リリムキッスってゆうラブコメがあって、リリムが色仕掛けで主人公を惑わすみたいな話だった。
うちはリリムにはなれんかったみたい。
結構がんばったんやけどな。
土曜の朝帰ってから何も連絡なし。
今更連絡控えるって…
そういう事?やんね…
親友からメール。
『プリクラ見て紹介してって頼まれた子がいるんやけど、紹介してもいい?
良かったらメルアド転送するけど、どう?
TOKIOの長瀬くんみたいな感じで、彼氏の中学校の友達でいいやつなんやって!
吉田くん引きずってないでそろそろ新しい彼氏作ったら?』
親友も同じ中学校で、どこかでまなみちゃんに繋がってるとって思うと話もできない。
新たにヤバいのにハマってるとは言えるはずもなく。
たぶんダメやし。
『うん、いいよ。
彼氏に写メかプリクラ見せてって言っておいて!』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます