第9話 好きじゃない、勘違い!!
夏休みが終わって、また嫌な学校が始まった。
進学校なので、2年の夏休み明けから数ⅢCや化学ⅡBなどそれやって何になるんでしょうっていう授業が始まった。
国公立大学の二次試験対策とか何とか。
両親は大学は行くなら自分で行ってっていう考えだった。
私立大学に行くなんて遊びに行かせるもんだから、そんなんするなら働け。
専門学校や手に職がつけられる短大だったらいい。
うちにはまだ下に2人いるんやから考えて、と。
いい大学に進学するつもりもないし、そういう意味でも本当に学校選択大失敗。
夏休みは普段遊べない他校生の友達といっぱい遊んでて、久々にクラスでまなみちゃんに再会。
「おはよ〜、小豆島ぶり」
「おはよ!かおり、ねぇ聞いて!たくや君と付き合うことになった!」
「あー、…そうなんだ…??」
毎日メールしたり電話したりしてるのはいったい誰なんだろう?あれはたくやですよね?
何も言ってきてないよ?
あれ?友達どうなった?
いやいや、たくやってヤバいやつなんかな?
何考えてんだろう!?
怒涛のように頭に?が湧き出てきて、たくやの事好きかもって思ってたのは勘違いだって思い込もうとした。
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