第48話 追走

 アーティア・ロードフィールドの活躍でシンラク・フォートのいるであろう場所が判明した。

 ヴァーンが受けた呪毒は部下を伴って戻ってきたハウンドがなんとかしてくれる。試作薬は既にできあがっていると報告があった。

 ヤシャとシュラは未だ地方で改造アーティファクトの行方を追っているが、彼らのことだからすぐにそれも対処できるだろう。

 だから――だから、あとはヴァーンを迎えにいくだけなのだ。

 なのに。

 シアリスカ・アトリはヴァーンの執務机にべたりと上体を投げ出して大きくため息を吐いた。


「も~~~~~~っ、どいつもこいつも馬鹿ばっかり!!」


 流石に四天王と呼ばれる彼ら全員が神界を空けるわけにはいかない。なので元々誰かが残る必要があった。

 それを賭けてひとゲームと洒落込もうとしたところでカムイの部下であるカゲツ・トリカゼに密かに探らせていた内通者の存在が発覚した。

 一人や二人ではなく、十数人規模で。

 その報告を聞いたシアリスカは思わず顔を引きつらせて小さく笑った。

 同じように隣で聞いていたカムイも珍しく顔が強張っていたのは気のせいではないだろう。

 数人ならわかるが、なんだ、十数人って。

 思ったよりも多い数にため息すら出ない。

 叩けば埃が出るというレベルでもない。


「これはもういっそのこと、あちこちに手を入れた方がよさそうですね」

「やっと先代(ゴミ)からの引継ぎが落ち着いてきたところだったのに~~~~っ」


 あまりにも杜撰な仕事が多く、シアリスカもヴァーンのふりなどやってられない気持ちだった。

 少し前まではしっかりとしていたはずなのに、どこから綻んだのだろう。

 シアリスカは苛立ちをぶつけるかのように手元の書類にヴァーンの筆跡でサインをした。ペン先が曲がったのはご愛敬だ。

 そんなことをやっていると城下に降りていたロウ・アリシア・エーゼルジュが戻ってきた。

 その後ろには困った顔を隠せていない部下のニアリー・ココ・イコールの姿。


「ナンダ、シアとカムイダケカ。ラセツはどウシタ」

「ラセっちゃんは書類整理という名の休憩中」

「……ソレハ……本当に休憩していルノカ?」


 休憩しろと言ったのにしないのは本人の責任だ。シアリスカの責ではない。

 知―らないと呟いて、シアリスカは机の上の書類を広げた。相も変わらず族長がやるべき仕事ではないものまで混じっている。

 シアリスカはため息を吐いてロウとニアリーに視線を向けた。


「それで? 二人揃ってどうしたのさ。お土産だけならロウ一人で十分でしょ」


 そういうと、ニアリーはますます困ったとばかりに眉を下げた。そっと進み出て執務机の上になにかをころりと転がした。

 それはただの石ころのようでもあり、なにかを象った人形のようにも見えた。

 シアリスカがなんの気なしにそれを突くと、背筋にぞわりとした悪寒が走る。


「……なに、これ」

「ロウさまが見たところ、古アーティファクトの欠片……だそうです」

「……古アーティファクトの?」


 そう言われて見れば、確かに龍族(ノ・ガード)特有のにおいがするような気がする。残念ながらシアリスカはアーティアのように魔力を識別できるような眼を持っているわけではないから、なんとなくの印象でしかないが。

 執務机の横に立つカムイを見上げると、彼も難しい顔をしていた。

 ニアリーは続ける。


「これが城下中に転がっていました。基本的に人目につかないような路地であったり道の端であったり、石が落ちていたところで誰も気にしないような場所ばかりです。見つけたのは偶然ですが……流石に、この量は偶然ではないかと」


 そう言ってロウとニアリーが持っていた包みを差し出す。中には数個程度ではない量の欠片が詰まっていた。

 この時期に古アーティファクトの欠片なんぞ、意図的以外の何物でもないだろう。

 シアリスカは小さく呻いて天井を見上げた。真っ白な空間でしかないので天井の模様すら見えないが。


「……効果はわかっているのですか」

「ロウさまの見立てでは人の意識に干渉するものではないかと。この欠片が近くにあり続けた方の様子は、どうも考える力を減退させること、そして悲観的になり悪い話を信じ込みやすくなっているようでした」


 カムイはとうとうため息を吐く。

 嫌に城下で悪い噂――戦争が始まるという話――の回りが早いと思ったのだ。

 まさかここにも古アーティファクトが関係しているとは。


「……もういっそヴァーンが戻ってきたら古アーティファクトの全面所持使用禁止令でも出す……?」

「医療関連でも古アーティファクトは活用されています。この城の結界にも一部流用されていますし、無理でしょうね」

「だーよねぇー」


 妖精族(フェアピクス)や小人族(ミジェフ)が作ったアーティファクトでは補えないものが龍族の作った古アーティファクトだ。そう易々と置き換えられる性能ではない。

 だがここまで振り回されると嫌にもなってくるものだ。

 シアリスカは執務机の下で足をぶらぶらとさせながら古アーティファクトの欠片を突いた。

 今、彼らに古アーティファクトの影響がないのは包みごとロウの札で封じているからだ。ロウはそういったことに長けている。

 やはり城下に行かせたのがロウたちで正解だったなと思いながら欠片を指先で弾いた。

 執務机の上から落ちて、ロウの足元にころりと転がった。それを拾いながらロウは雑な動作で包みに突っ込む。


「城下全体を見たわけではないからまだ落ちている可能性は高いだロウナ」

「あー、じゃあ回収作業に人を割かなきゃダメかな」

「下手な者を寄越せば術中に嵌るでしょうね。もういっそロウが地道に拾った方が早いのでは?」

「イヤダ」


 シアリスカだって嫌だ。

 もう考えることが面倒くさい。さっさと帰ってこいヴァーン。そして全部を丸投げしたい。

 そんな気持ちになりつつも対策を考えることはやめない。


「じゃあこうしよう。まずボクは引き続きヴァーンの代役。ここで書類と遊びながらシュラたちの報告を待つ。あと内通者と『お話し』。『お話し』はボクが一番得意だからね」


 ロウとカムイはこくりと頷く。


「で、次にロウ。ロウは城下全体の結界の見直しとこの欠片の効果を打ち消す術を張って」

「……オレが術に優秀なばっカリニ……」

「そうそうボクらの中で封印術の類はピカイチだからねー」


 多少棒読みになったのは仕方ない。

 ロウは面倒くさそうな様子を隠しもせずに顔を歪めながらも、そばに立つニアリーに耳打ちして必要なものを集める算段を付けはじめた。

 それから、とシアリスカはカムイを見る。


「カムイは地上に降りて、シンラク・フォートの確保」

「わかりました」

「ずルイゾ。オレだってヴァーンの迎えに行キタイ」

「ボクだって行きたい。ヴァーンに恩売っておきたい」


 カムイは肩をすくめる。

 元より迎えに行けるとしても一人か二人だ。そしてヴァーンの不在を知られないために幻術を使って執務をしているフリができるのはロウとシアリスカだけ。どちらかは留守番だったのだ。両方留守番になったところで差異はない。

 ……少々悔しくはあるが。

 シアリスカはため息を飲み込んで頭を振る。

 切り替えろ。


「カムイ、いくら相手がシンラクだからってやりすぎちゃダメだよ。ちゃーんと生きたまま連れて帰ってきてね」

「善処しますよ」

「ダメ。善処じゃなくて絶対」

「冗談ですよ」


 くすくすと細い目を更に細めてカムイは笑った。

 カムイの冗談はわかりにくい。


「カゲっちゃんと一緒に行くなら、ついでに魔族(ディフリクト)姉弟を出掛けに呼んでおいてくれる? 役に立たなくても手は必要だから」

「はいはい」


 カムイはひらりと片手を振ってカゲツを伴い執務室を出ていく。

 ロウにあれこれと命じられたらしいニアリーはシアリスカに一礼して同じように出て行った。


「あーあ、貧乏くじばっかり」

「全体を見るのはヴァーンの次に上手いカラナ。頼りにしテイル」


 ロウがシアリスカの頭をぽんと撫でる。それほど年に差がないのだから子ども扱いはやめてほしい。

 その手を振り払って小さく威嚇すると、ロウは苦笑しながら去っていった。

 ぽつりとシアリスカだけが真っ白な執務室に残される。


「……ほーんと、貧乏くじばっかり」


 魔法族(セブンス・ジェム)の子どもたちが余程の愚鈍でなければ、カムイが到着するころにはシンラクとの決着がついているだろう。

 もしかしたらヴァーンとルネローム・サンダリアンも解放されているかもしれない。

 羨ましいという気持ちがないと言えば噓になる。

 シアリスカだって大切な友人を探しに行きたい。迎えに行きたい。

 面倒なことを考えたりせず、思うままに元凶を殴りに行きたい。

 でもシアリスカは神族(ディエイティスト)の重鎮の一人だ。勝手は許されない。

 だがこの地位を望んだのは自分だ。自分たちだ。

 今度こそシアリスカは大きくため息を吐く。

 一人きりの執務室に、よく響いた。


***


「追いついたッ!」


 ジェウセニューが港に駆け込むと不自然なほど人気のない市場が広がっていた。

 時間的にはそろそろ撤収の時間だろうが、片付ける人の姿も道行く人の姿も見えない。

 そんな閑散とした――いや、人の姿がないだけでいつもの緩やかな雰囲気の――港に一人、シンラク・フォートは立っていた。

 ジェウセニューは知らないが船の時間でもないので海上に大型小型どんな船の姿もない。

 波止場に佇むシンラクはジェウセニューを見て嬉しそうに笑った。


「やァ、ジェウセニュー。ここなら落ち着いてお話しできるでしょうカ」

「話すことなんてねぇよ。母さんと父さんを返せ!」

「それはできない相談ですネ」


 やれやれと呆れたようにシンラクは首を振る。

 彼がぱちんと指を弾くとどこからともなく三人の守護精霊(ガーディアン)たちが現れた。三人は揃って地を蹴るとジェウセニューに続いて港に辿り着いた友人たちを襲い始める。

 振り向いて加勢するか、このままシンラクが逃げないように睨み合いを続けるか。

 ふふ、とシンラクは余裕の笑みを零す。


「ジェウセニュー、小生はたダ、貴方の力を借りたいだけなのですヨ」

「……オレの、力……?」


 そう、とシンラクは大仰に両手を広げた。


「貴方はあの三代目を打ち倒した四代目族長、そして<雷帝>の稀なる子でス! その力を開放シ、大精霊たちの力と合わせれバ……新たな世界を作ることすら可能なのですヨ!」


 一瞬なにを言われたのかわからなかった。

 飲み込むまでに数瞬の時を要す。


「……なんだって?」


 理解したところで感情が追いつかない。

 新しい世界を作る?

 言っていることはわかるが、なにを言っているのかわからないとはこのことか。

 ジェウセニューは思わず顔をしかめた。


「なんだってそんなこと……」


 シンラクはうっそりと嗤う。


「小生の居場所を作るためですヨ」

「は?」

「貴方にだって覚えがあるのではありませんカ? 小生は居場所がほしイ。小生だけノ、小生がいてもいい小生の場所ガ」


 居場所と言われてふと思い浮かぶのは小さいころのこと。

 雷魔法族(サンダリアン)の集落の外れに立つ家に一人で住むジェウセニュー。大好きな母は突然いなくなり、同じ雷魔法族であるみんなはどこかよそよそしい。

 寂しくて淋しくて、どこかへ行きたくなる衝動。

 でも、どこにも行けない孤独感。

 幼馴染であるモミュア・サンダリアンと出会い、数年後にはシュザベル・ウィンディガム、ミンティス・ウォルタ、フォヌメ・ファイニーズと知り合った。そのおかげで孤独を感じることはほとんどなくなったが。

 いつだってジェウセニューは異質だった。異質だから周囲に馴染めなかった。


「だからって……世界を作る、なんて」

「できますヨ。えエ、できるのですヨ。大精霊と貴方の力を使えバ!」


 曰く、精霊たちはかつてこの世界とは別の空間を作り出し、そこに巨悪を封じていた。それが三年前までの魔法族の集落に在った封印のことだ。

 その力とジェウセニューの『真なる力』を合わせることで新しい世界を作るのだという。

 可能か不可能かはジェウセニューにはわからない。

 だが荒唐無稽にも思えるそれを語るシンラクの目は真剣で、まるで熱病に浮かされる乙女のようにすら見える。

 新しい世界を作る。

 たったそれだけのためにジェウセニューの大切な人たちは害された。

 また体内の奥でふつふつと煮えたぎるものが出てきそうだった。

 それを無視してジェウセニューは拳を握りしめる。


「母さんと父さんを返せ」

「……それはできない相談ですネ」


 シンラクはため息を吐く。

 交渉は決裂したと理解したようだ。


「でハ、力づくでも協力させるまででス」


 シンラクは指に嵌ったリングに魔力を込める。

 ジェウセニューは拳に力を入れた。

 だが、シンラクはぐらりと身体を後ろに倒れさせると海へ――


「えっ」


 驚いて駆け寄ろうとしたが、ふわりと煌めくものを振り撒いて現れたのは蝶のような羽を広げたシンラクの姿。


「えっ」

「――アーティファクト・てふてふの舞踊」


 シンラクはにこりと笑うと優雅に羽を羽ばたかせて去っていった。


「……いや、逃げるんかい!」

「こっちもストラたちいなくなったよ!」


 ミンティスの声で振り返ると、友人たちが息を切らしてジェウセニューのもとへ駆けよるところだった。

 あちこち焼けたり濡れたりしているのはジェウセニューがシンラクと話している間に守護精霊たちと戦っていたからだろう。

 イユ・シャイリーンがネフネ・ノールドの鼻っ柱に向けて治癒魔術を展開しているのを見ながらジェウセニューはシンラクの目的を全員に伝えた。

 友人たちも戦いながらなんとなくは漏れ聞いていたようだ。

 どうやって追いかけるべきだろうとメルベッタ・ダーキーが眉を下げる。


「海の上かぁ……」

「この辺りにディアメル人はいませんしね」


 ディアメル人とは妖精族の中でも珍しく海の中で生きる種族だ。大抵の者は下半身が魚類に似た形状をしていて、一部はその鰭を乾かすと二本足を獲得し地上に上がることもできる。

 魔法族の集落周辺の海に彼らの町はないようで、ジェウセニューは会ったことがない。

 そもそもディアメル人がいたとしても協力してくれるとは限らないし、協力してくれたところで彼らの背にでも乗って追いかけるのだろうか。ずぶ濡れでシンラクを捕まえるどころではなさそうだ。

 かといって翼を持つ妖精族のネリス人なんてもっといない。

 龍族の協力は期待できない。

 船もない。

 さてどうするかとジェウセニューは頭を抱える。


「海の向こうに行くのだすか?」

「今、その方法を考えているところです」

「……海の上を走れればいいのに」


 ぽつり、ネフネが言った。

 その横でシュザベルがきょとんと眼を瞬かせる。


「……海の上を、走る……?」

「うん! じゃなくて、はい! 走れたら、追いつけるます!」

「そこは追いつけます……いえ、今はそれどころじゃなくて……海の上を……」


 そのままシュザベルはぶつぶつとなにかを呟きながら考えている様子だった。

 そうなったシュザベルは揺すっても叩いても戻ってこないのでジェウセニューたちは放置する。

 とはいえなにも方法など思いつかないのだが。

 港をくまなく探せば小舟の一隻でも見つからないだろうか。

 そんなことを話していると突然シュザベルが勢いよく顔を上げて「海の上!」と叫んだ。


「うわうるっさ。いや、海の上はわかってるよ」

「小舟を探しても誰かが漕がなければならないし、乗れる人数にも限りがあるよね?」

「だから海の上を走ればいいんですよ!」


 はぁ、とシュザベル以外の全員が首を傾げる。

 ミンティスなんて「とうとう狂った?」と歯に衣着せぬ物言いだ。もう少しオブラートに包んであげてほしい。


「ミンティスの水とメルの闇で氷を生み出すことができるはずです。その氷の上を渡ればシンラクを追いかけることができます!」

「ボクの水とメルの闇? ……リンクしろってことか!」

「それで……氷ができる……?」


 突然名指しされたミンティスとメルベッタはお互いの顔を見合わせる。

 メルベッタは少し自信がなさそうだが、ミンティスは肩をすくめて仕方がないなと笑った。


「まったく、重労働だなぁ。追ってる最中に海に落ちても助けないからね、とくにセニュー」

「が、頑張る……」


 二人は海に向かって歩を進め、ちらりと横に立つ互いを見やった。

 詠唱。


「大いなる闇よ、母なる水を新たなる姿へ――ウォタ・キャトル!」

「大いなる水よ、母なる闇に身を委ねよ――シェイグ・キャトル!」


 耳鳴りがするほどの強大な魔力が放出される。

 冷たい風が二人から吹き抜けていく。

 思わず手で顔を覆ったジェウセニューたちは一瞬だけ港から目を離す。

 次に目を開けたとき、港の一部は完全に凍り付いていた。

 海上には氷の足場ができており、ひやりとした空気を漂わせている。


「すっげ……」

「うわぁ、メルベッタちゃんすっごーい」


 ミンティスとメルベッタは未だ魔力の放出を続けているらしく、あまり快いものではなさそうだ。


「ミンティスとメルが大変そうですし、とにかく行ってみましょう」

「おれちゃん、今度こそいっちばーん!」

「あ、ずっけぇ」


 飛び出したネフネを追うようにジェウセニューも波止場から跳んで氷の上に足を乗せる。ちょっとの衝撃では割れたりしなさそうだ。

 少し靴底が滑るが気を付ければ走れないこともない。


「フォヌメ、間違っても不必要に魔法を使わないでくださいね」

「わかっているとも、この僕の美しき炎が見れないのは残念だけれどね」


 本当にわかっているのだろうか。まぁ、それはいい。

 一同は顔を見合わせて頷き合う。


「よし、行くぞ!」

「ミンティスとメルが先行しないと海へ落ちますよ」

「わ、わかってるって」


 今度こそ追い詰める。

 その一心で七人は氷の上を走り出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る