第5話

そんなことを思いながら、吾輩達は外へ出たのであった。………………

――着いたぞ。ここが俺達の楽園だ!! はいはい、良かったですね~。

――おいこら、ちゃんと聞けよ!全く……ノリが悪いなぁ。

ご主人に抱えられたまま、吾輩達がやってきた場所はなんと外であった。しかも、ただの外ではない。家の前の道に出ただけなのだ。……これのどこが楽園だというのか?理解に苦しむな。

――何を言っているんだ?家から外に出ること自体が既に楽園だろうが! 意味不明すぎるわ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る