18話 眠り

紅子はすぐさま車で病院へと向かった。

二時間かけてようやく病院についた。


診察した医師は紅子の両親に告げた。

熊にやられた傷が深い。

骨まで達しておるし、肉は削ぎ取られるて無くなっている。

若い娘だから気の毒だか、足を切らんと

命が危ない。

一刻早くの手術が必要だからな。

今から手術をすることになった。


父親は

わかりました。命が助かるなら、お願いします。

と答えた。

母親は

ただ泣いていた。


紅子は手術台に寝かされていた。

やがて麻酔が効いて紅子は深い眠りについた。

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