百万分の一でいい

頑張ればなんとかなるような気がしていた

そんな馬鹿なことあるわけないのに

今更全部わかったってもう手遅れだ


もはや何を謝っているのかわからない

もはや何を悪いと思っているのか、

自分でもわからない


アナタガスキデス

それが叶う可能性があるのなら

俺に夢をくれ

百万分の一でいい


君が俺を忘れてくれていたら

とても嬉しい


いくら頑張ったって無駄なんだ、

あの二人だってダメなものはダメなんだ、

だからそもそもよくあることなんだ、と、

そう済ませられたら楽なのに

いつだって可能性の話を夢見る


俺は確率を求めている


君に近づけば近づくほど

俺は独りぼっちになっていく


君のことが好きだ

だから死にたい


神様、もしも本当にいるのなら、

あんたを殴りたい


俺は君の二番目にも三番目にもなれない

きっと百億番目にもなれないのだろう


告白してごめんなさい

好きになってごめんなさい

一緒にいてごめんなさい

ここにいてごめんなさい


ただ出てくるのはごめんなさいごめんなさい

頭の中はそればかり

生まれてきてごめんなさい


この肉体が邪魔をする

ただ心だけがそこに在れば

可能性が欲しいんだ

それは世界の仕組みを丸ごと変えてしまうような


好きだと言ったら嫌われる

この想いは何のために

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