第596話 一石二鳥

2週間が過ぎて解体が終わって、当初思った以上に肉が手に入ったので、コジー君の言う通りに数量限定コースを高級レストランの方で特別メニューとして開始したら、国王陛下と宰相閣下以外にも美食家を自負する貴族共がかなりの数釣れて大枚を叩いて満面の笑みで大喜びしてドラゴン肉を食って帰ったのだった。



そんな怒濤の数週間が過ぎた後、良い感じにインターバルも設けられたのであの第129階層をチェックしにダンジョンに潜ったのであった。


潜った第128階層~階段で129階層に降りると、リポップしたのか扉が閉まり、真ん中でまた魔方陣が光ってまた同様にドラゴンが呼び出されたのであった。


これは色んな意味で美味しい! 兎に角倒し方は既に判っているので、全階と同じ、フラッシュバーンと空間斬のコンボでいきなり首を狙ってアッサリ首チョンパしたのであった。


意外にもまだまだ格上のドラゴンを一撃で倒した事で、俺のレベルは更に一気に上がって下記の通りとなったのであった。


*************************************************


名前:トージ・フォン・オオサワ

レベル:46

HP:390/390

MP:1525/1535

力:470

知能:1296

器用:1296

俊敏:1296

運:20

スキル:魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 気配察知 剣術 投擲 魔力超回復 (偽装) 錬金 料理 異常状態無効

    気配察知

加護:(第創造神ロキシーの加護)


*************************************************

全階より若干勢いは落ちたものの一気に5レベルも上がってホクホク顔の俺は、


全階同様のブラック・ドラゴンの亡骸を『時空間庫』に回収してそのまま先に冒険者ギルドに解体依頼に持って行くのであった。


ドラゴンがリポップすると判った俺はそれから毎日チェックして、リポップまでのインターバルを調べたのであった。


インターバルは意外に長くて10日毎にリポップすることが判明し、10日毎にドラゴンを討伐してドンドンとレベルアップを果たすのであった。


最初の内は一挙に数レベル上がって行ったのだがそれもレベル50以下までの様で50を越える頃にはこのドラゴンではレベルがアップしなくなったのであった。


そして俺のステータスは下記の通りとなったのだった。


*************************************************


名前:トージ・フォン・オオサワ

レベル:52

HP:390/450

MP:1515/1595

力:530

知能:1356

器用:1356

俊敏:1356

運:20

スキル:魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 気配察知 剣術 投擲 魔力超回復 (偽装) 錬金 料理 異常状態無効

    気配察知

加護:(第創造神ロキシーの加護)


*************************************************



こうして俺はドラゴンでのレベリングを諦めて第129階層を奥へと進み調査するのであった。

奥の方に進んで行くと、この階層にはドラゴン種が多く出る事が判って来た。


しかも奥に進めば進む程にレベルの高いドラゴンが出て来る。


ギャゴーーーと言う咆哮と共に今も新しいドラゴンが俺の目の前に現れて灼熱のブレスを吐いて来る。


鑑定EXで見て見ると、


***********************************************************************************

【レッド・ドラゴン】:ドラゴン種の中でも炎に特化した強い種別のドゴン。

レベル:153

スキル:咆哮 ブレス

その咆哮は相手を萎縮させ恐慌状態にしてしまう。ブレスはドラゴン種の中で最高温の灼熱の火炎ブレスを武器としており、オリハルコンをも溶かす。

但しブレスは体力を消耗するので余程の事で無いとブレス攻撃はしない。


備考:知能が高く人語を喋る個体も居る。


***********************************************************************************



これもレベルが高くてかなりヤバイ。

ブラック・ドラゴンの時の様に話掛ける余裕すらないので、ここからはいきなりガチの戦闘モードである。


レベル的にブラック・ドラゴンよりも強い筈なので気を抜かずにすでにパターン化したフラッシュバーンで目潰ししてからの空間斬で首筋をスパンと切断したのであった。


時間にして僅か30秒程で奴のブレス攻撃を受ける事無く勝利とレベルアップをもぎ取ったのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る