第546話 先立つ物
お騒がせしましたが新品のマウスが間に合いました!
意外に早く届いたのでホッとしました。
やはり最近の編集時等の挙動不審の原因はマウスにあった事が確定し、安心しました。
行進出来て一安心。
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この世界でも結局見て見ぬ振りは出来ずに拠点を作って子供等を保護育成する事に決めた俺は、まずは先立つ物をゲットする為に王都の商業ギルドを訪れて、館員登録をする事にしたのであった。
冒険者ギルドと違って、女顔の少年だからと言って無闇に絡んで来る輩も居らずに拍子抜けする程スムーズに会員登録が出来たのだった。
そして俺は受付嬢に「売りたい物があるのでここでは見せられないので個別で対応して欲しい。」と言って個室へと案内して貰ってサンプルのマジックバックを受付嬢に見せて、
中から小麦粉の麻袋を5袋程出し入れして見せたのであった。
「こ、これは!!?」とこえを上げて慌てて自分の口をてで塞ぐ受付嬢。
「そうです、これはマジックバックです。これを取り敢えず数量限定で販売したいと思いまして。」と告げると、
「少々お待ちください、上の者を呼んで参ります。」と言って慌てて部屋を後にして走り去って行ったのだった。
10分も掛からずに商業ギルドのギルドマスターがノックと共に部屋に入って来て暫くすると、先の受付嬢がお茶を運んで来てくれたのだった。
「初めましてオオサワ商会のトージ様、私当ギルドのギルドマスターをやっておりますオリバーと申します。 今回は素晴らしい商品をお売り頂けるとか・・・。」と非常に丁寧な対応で語りかけて来た。
「ええ、今の所、限定数ではありますが、30個程は販売したいと思っております。」とやや少な目に告げると、
「なる程、その言い回しだと将来的にはもう少し追加で販売出来るかの製があるかも知れない様に聞こえますが如何でしょう?」と良い所を突いて来た。
「ええ、まだ見て居ですが先々・・・そう数年先ぐらいならもっと増やせる可能性があります。なんせ、素材が素材なので、なかなか簡単には入手できないのですよ。」と事実を告げると、
「なる程、次の入荷はと言う事は事実上『未定』ですな。」と悪い笑顔をして直ぐに真顔に戻ったのであった。
こうして価格の話へと進み俺の予想よりも高額な1個当たり黒曜貨5枚(五億シリー)と決まったのであった。
直ぐ様俺はマジックバック30個を納品して百五十億シリーをギルドカードの口座にゲットしたのであった。
そして直ぐ様引き続き拠点となる屋敷を購入すべく先の受付嬢と物件を漁る。
結果、夕方までに王都にしてはソコソコの広さの敷地の物件に決定して購入したのであった。
そして、翌日には子供等の面倒や読み書き計算の教育を任せられる人材も商業ギルドで斡旋して貰い数人雇用したのであった。
更に2日後、必要な被布団や雑貨、洋服等も揃え、ベルゲンへと戻ってコジー君達を連れてゲートで王都の拠点へとやって来たのであった。
雇った教育係兼世話係の1人であるラベンダさんに後の事をお願いし、俺は改めてベルゲンに訪問しライサーを市場で大人買いしたのであった。
序でに王都の孤児院にも足を運んで、個人の卒園者の受け入れを行う旨を園長に寄付と共にすると、直ぐに5名の応募が有って喜んで引き受ける事にしたのであった。
とここまででやっとホッと一息付いて、続いてドリアス伯爵領の『暗黒の森』についてを調べて次の目的地とするのであった。
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ドリアス伯爵領であるが、意外に近く王都からウィングスーツの飛行で5日間の距離である事が判明し、序でにそっち方面の依頼を冒険者ギルドで請けて、
王都を旅立つのであった。
今度の旅では残念な事に盗賊と出会う事も無く小遣い稼ぎは出来なかったのであった。
途中の村で魔物の討伐依頼を済ませ、依頼書にサインを貰って休む間無く即日旅立つ俺。
そうして、4日後俺は目的地であったドリアス伯爵領の領都であるドリアスへと到着するのであった。
ドリアスの城門を潜って、早速冒険者ギルドへと足を運んで『暗黒の森』についての情報を聞きに受付嬢の待ち行列へと並ぶ俺。
順場がやって来て、ギルドカードを見せてから『暗黒の森』の場所についてとその中にある沼に着いての情報を得る俺。
しかし、そんな俺の質問を訊いて周囲の冒険者が爆笑をし始めて俺の事を茶化し始めたのであった。
「そんな『暗黒の森』の位置を訊く様な奴が『暗黒の森』へ言ったら死にに行く様なもんだぞ。止めとけ!止めとけ!お嬢ちゃん、ガハハ。」と言う周囲の冒険者達。
俺はそんな彼らを無視して受付嬢の言葉に耳を傾けて、静かに冒険者ギルドを出て言われた通りに南門を目指したのであった。
『暗黒の森』は南門から出て真っ直ぐ行った先にある。
目的地の沼地は『暗黒の森』に入って1時間程進んだ先に在るとの事であった。
城門から出ると衛兵の死角に入って直ぐに上空に昇ってウィングスーツによる滑空で『暗黒の森』上空へと到着したのであった。
沼地に関してであるが、受付嬢に訊くまでも無く大きな沼地が上空から見下ろせた。
ここに
彼奴らは魔物なので季節活計無いよな?と思いつつ沼地の畔に着地したのであった。
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