第520話 何気無い日常 その4
しかし俺は国外の
とは言っても俺だけでなく、それは王宮魔法師団や魔法部隊も同じ事であった。
今回のこのスタンピードでは、王宮魔法師団や我が魔法部隊では殺傷効率悪く俺の極光が一番安定して高効率で魔物の群に対応出来るので、仕方無く俺への負担は上がる一方ではあった。
最悪ぶっ続けで担当する事にもなるので比較的余裕の愛想な時には率先して休息を取って睡眠を取る様にしたのだった。
今回のスタンピードはキツイ。俺は屋敷に居るケンイチやダンジョンに居たケンジに電話で連絡を入れて緊急のヘルプを頼んだのであった。
魔法部隊の者にゲートで2人を連れて来て貰って逼迫している状況をを説明し、俺の休息中の補強をお願いしたのであった。
これで多少は安心出来る状況になったとホッと一息ついて、椅子に座ってお茶を飲みながら毎分1発の極光を撃って居るとそれを見た息子2人から呆れられたのであった。
息子2人の参加もあって、休息を安心して取れる様になった俺はこれまで精神的な疲れまで取れて無かったのも取れる様になって3時間の休息から空けてやヤル気を漲らせて椅子に座って極光を打ち始めるのだった。
「お父様、ここの魔物強いですね。」とこれの休息の間中2人で俺の穴をイメテくれて居たケンイチが驚いた感じで地初心焼いて居た。
「そうだろ!? 驚く事にどうやら80階層あたりのこれで普通のレベル50前後の魔物らしいんだよ。お前達に来て貰えて良かったよ。ありがとうな。」と説明しつつ礼を言う俺であった。
こうして2人の強力な助っ人に加え、魔法部隊の補充要員として建築部隊の非番の者も動員して休息の回転を維持し易くしたのであった。
元々建築部隊は魔法部隊の別働隊であったのでこれが出来たのは幸いであった。まあ問題は攻撃魔法よりも土魔法の緻密な操作に秀でた者達なので多少向き不向きはあるのだがそこはしょうがない。
俺達がここの戦線に参加して5日が経過したが出て来る魔物の群の数や強さに変化は無く、寧ろ強い魔物が増えてる傾向すらある様に感じるのだった。
こうしてこの5日の間に俺は2度程レベルアップを果たして、下記の様なステータスとなったのだった。
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名前:マルク・フォン・オオサワ
レベル:33
HP:565/565
MP:9556/9656
ギフト:異常耐性 物理耐性 魔法耐性 頑強 魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 剣術 投擲 魔力超回復 偽装 錬金 料理
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レベルアップは俺だけでなく、ケンイチやケンジも同様に・・・いや俺以上にレベルが爆上がりしているらしい。魔力枯渇で辛そうにしながらも喜んでいたのだった。
こうして多少のメリットもありながらもの辛い難局を乗り越えようと頑張る俺達であった。
魔法部隊の中には5レベルも上がった者も居るとか・・・。羨ましい事である。
辛い10日間が過ぎた頃、漸く出て来る魔物千がやや減った様な感じだし始める。
「あともうちょっとみたいだな。最後まで頑張るぞ!!」とみんなに声を掛けて自分自身を奮い立たせる。
精神的な疲れからくる睡魔はかなりピークを迎えており、ウカウカして居ると寝落ちしてしまいそうである。
そうしていると、ダンジョンの入り口の方からギャガオーと言う野太い咆哮が聞こえて来た。
鑑定EXで確認すると、
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【アース・ドラゴン】:オースチリバーテックダンジョンの100階層に居るレベル90の階層ボス。
これを仕留めれば今回のスタンピードは収束する。
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と出て居た。
「おい、あいつが、今回のスタンピードのボスだ。仕留める前にみんな攻撃しまくれ」と少しでも経験値が入る様にと声を掛ける俺。
寝てたケンイチとケンジも起こして来て、攻撃させてから、3人で一緒に極光を照射する俺。
断末魔の悲鳴すら上げずにその場で横たわって事尽きるスタンピード・ボスのアースドラゴン。
そして俺はこのアースドラゴンお陰でまたもやレベルを上げる事が出来たのであった。
そして下記の様なステータスとなったのだった。
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名前:マルク・フォン・オオサワ
レベル:34
HP:575/575
MP:9656/9756
ギフト:異常耐性 物理耐性 魔法耐性 頑強 魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 剣術 投擲 魔力超回復 偽装 錬金 料理
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こうして漸く長かった今回のスタンピードはレベルの爆上がりと大量の報酬と強烈な疲れを俺達に残して終わったのであった。
その後、涙を流しながら大喜びするリバーテック公爵に宴会に誘われて断る訳にもいかず、俺達親子と王宮魔法師団長は2日間程足止めされたのであった。
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