第497話 諜報部門設立
来る日も来る日も工事は続き約1ヵ月で完成を見たのであった。
その間友好国側の偵察部隊はご丁寧に連日監視に来て居たのだった。
初めての大仕事にはしゃぐ子供等に労いの言葉を掛けながら、砦の指揮官に完了を報告して大絶賛を受けてから、屋敷に戻って王宮の義父へと完成の報告を入れたのであった。
するとホッとしたのもつかの間、次の補修対象の砦を申し着けられて愕然とするのであった。
流石に連続で子供等をこき使う訳にもいかず、1週間程休みを挟んでから次の砦に取り掛かる事にしたのであった。
そして結局断り切れずに何個も在る国境等の砦の修復工事を連続で引き受ける事になったのだった。
尤もそのお陰でレベルもアップしてステータスは下記の通りとなったのだった。
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名前:マルク・フォン・オオサワ
レベル:25
HP:415/415
MP:8300/8356
ギフト:異常耐性 物理耐性 魔法耐性 頑強 魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 剣術 投擲 魔力超回復 偽装 錬金 料理
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平和的に経験値が貯まってレベルアップ。
それは子供等も同様でレベルアプしたと各自が喜んでいたのであった。
半年以上かかっれ各地の砦を修復し、我がオオサワ魔法部隊は何故か魔法建築のプロとして王国中に広まったのであった。
まあ脅威とみられて排斥運動が起るよりはマシかと思って敢えて訂正はしなかったが、当の本人の子供等はあれ?って顔をしていたのであった。
当人達はカッコ良い精鋭部隊のつもりがいつの間にか土建屋のエリート集団と思われたのだからかも知れないが、見知らぬ将来の敵がそれで油断してくれるのであれば、それはそれでありかも知れない。
尤もそう言う有事が起こらない事が最善であるが、何故こうも我が国は砦の修復を駆け込む様に行っているのだろうか?とちょっと不思議に思うのであった。
単に出来る内に万が一にそなえてと言うのなら良いのだけれれど、変な戦火に巻き込まれたくはない物だ。と変な胸騒ぎがする俺で在った。
独自の勢力を伸ばして来たが、そう今一つ足り無い方面がある。今世では諜報部門の創設がまだでその方面で前世より劣って居るのだ。
そうして俺はジョ諜報部門の中核となり得る人物を探してスカウトする様にオオサワ商会のスタッフに命じるのであった。
2ヵ月が過ぎた頃、ハトーリと言う人物が諜報部門のトップとしてスカウトされて来た。
この人物なかなかに良い面構えで、所謂、裏稼業に精通していそうな業界に居たらしい。
鑑定EXで確認すると、
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【ハトーリ】:息子の怪我の治療に困って居る所をオオサワ商会のスタッフにスカウトされた。
救ってくれたオオサワ商会の会長である。オオサワ侯爵に忠誠を誓っている。
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と出た。
どうやら、息子さんの怪我自他いは事無きを得た様で何よりである。
とは言え最悪先に各地に納品して居た悪人を判定する魔動具に反応する可能性すら有ったので試したところ、無事にパス出来たのでそのまま採用となったのだった。
俺はハトーリさんにお願いして、魔法部隊の一部に諜報部門のノウハウを教え込んで貰う事にしたのであった。
元々魔法部隊の全員は隠密セッが使えるので諜報部門に向いてる事もあって、ノウハウを叩き込まれた物達は直ぐに大緯線で使える様になるのであった。
しかし、現状の魔法部隊の人員だけではとても人員が足り無いので、このまま魔法部隊の人員をドンドンと増やす方向で推し進めるのであった。
この調子で2年の月日が流れる頃には諜報部門も各主要都市をモーラするまでに機能するまでになって居るのであった。
しかも歩諜報部門の他に隠れ蓑となる建築部門までいつの間にかちゃっかり設立されていたのであった・・・。
こうして、我がオオサワ侯爵家は全方向に聡い貴族家として安定した家となるのであった。
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